昴設計が優秀提案者 太白区の生出施設プロポ(宮城県 仙台市)
[2023/6/24 宮城版]
仙台市は、生出地域複合化公共施設(太白区)基本設計業務の簡易プロポーザルで、昴設計(仙台市青葉区)を最優秀提案者に決定した。今後は見積もり合わせを行って8月に委託契約を結ぶ。設備設計は同社提案のE・I・S設備計画(同)と別途、見積もりし契約を締結する。床面積は約2050平方mを想定し、生出市民センターと老人憩いの家、児童館を複合化した施設設計をまとめる。履行期限は2024年3月末の予定。
指名業者は▽昴設計▽桂設計▽楠山設計▽群建築設計事務所▽菅伸建築設計事務所▽関・空間設計▽東北設計計画研究所▽マド建築綜合設計──の8社。4月19日に選定し、通知した。8社が参加を表明し、設備設計会社の提案を含む企画提案書を提出。市は16日に委員会で審査を行い、昴設計を優秀提案者に特定した。
昴設計は18年度、仙台市の公共施設複合化事業で、泉区の「将監市民センター・将監老人憩の家・将監児童センター複合施設基本設計業務」も担当している。
生出地域の事業では、既設の市民センター(保健センター・証明書発行センター・診療所)と老人憩いの家に児童館を加えて複合化する。場所は生出市民センター東側で茂庭地区土地区画整理事業の公園用地約2685平方m。基本設計では構造や電気・設備設計の仕様をまとめる。履行期限は2024年3月末の予定。
スケジュールは23年度に基本設計、24年度に実施設計、25~26年度に新築工事、27年度の供用開始を想定する。完成後は現市民センターを解体して公園と駐車場を整備する。解体する生出市民センターはRC造2階建て延べ約1900平方m。敷地面積は約4253平方m。老人憩いの家は木造平屋130平方m。