本年度から配水管更新 水道老朽管の敷設替え(宮城県 女川町)

[2023/6/23 宮城版]
 女川町は、アセットマネジメント計画に基づいて本年度から老朽化した水道管の敷設替え工事を進める。本年度は第2四半期の前半に2地区の敷設替え工事を入札発注するほか、延長1686mの敷設替えに向けた詳細設計業務を新日本設計(仙台事務所・仙台市青葉区)で進める。全体では延長20km強の管路更新を計画しており、10年程度かけて工事を進める見通し。更新費用は約20億円を試算している。

 本年度に敷設替え工事を発注するのは、浦宿地区の延長約650mと、宮ケ崎地区の延長約550m。既設管を撤去し、開削工法で耐震性を備えたGX形のダクタイル管を敷設する。管径は75mm~100mm。

 発注予定では工事が1件になっているが、地区ごとの2件に分けて一般競争入札で発注する見込み。工期は8カ月。設計は新日本設計に委託した。現在は積算している段階。

 同社には本年度、旭が丘地区の延長1686mを対象とした敷設替え詳細設計業務を委託した。こちらも開削工法でGX形のダクタイル管に入れ替える。管径は50mm~150mm。業務委託に当たっては5日に指名競争入札を開札し、同社が予定価格と同じ380万円で落札した。工事は来年度以降に発注する。

 同社はアセットマネジメント計画の策定や、年次計画の策定も担当した。年次計画は昨年度にとりまとめた。基本的に年間1億5000万円程度の予算で敷設替えの工事と設計を順次進める予定だ。

 更新する水道管は、老朽化しているものや耐震化されてないもので、ダクタイル鋳鉄管や石綿管が中心となる。

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