乙女大橋架替で下部工 発注見通し 新たに144件を追加(栃木県土整備部)
[2023/6/23 栃木版]
県土整備部は23日に、発注の見通しが立った6月期の建設工事(250万円超)を公表する。新たに追加した工事は144件で、このうち条件付き一般競争入札を藤岡乙女線乙女大橋の下部工建設工事や武名瀬川の橋梁下部工事、川俣温泉川治線の落石防止工事、栃木粕尾線野中町歩道橋の横断歩道橋塗装工事、矢又大内線の護岸工事など計10件に適用する。このほかの134件は、いずれも指名競争入札で発注する。 =2~3面に追加分144件の概要
追加公表案件の土木事務所・課別内訳は、宇都宮土木22件(うち条件付き一般競争入札2件)、鹿沼土木13件、日光土木13件(同1件)、真岡土木5件、栃木土木18件(同4件)、矢板土木17件、大田原土木14件(同2件)、烏山土木11件(同1件)、安足土木29件、下水道管理事務所2件。公園事務所と河川課、建築課、住宅課は今回、追加の該当がなかった。
宇都宮土木は、一級河川武名瀬川に架かる境橋の橋梁下部工事と、一級河川田川の川中子地内の堤防強化工事をいずれも一般競争入札で発注する。武名瀬川の境橋は橋梁下部工2基、田川の堤防強化工事は川中子上梁橋上下区間の内容で、発注時期は第2四半期を予定する。
鹿沼土木は、追加した13件をいずれも指名競争入札で発注する。島田沢の砂防堰堤工事や一級河川小藪川の堰下部工事は第2四半期、一級河川西武子川の調節池整備工事は第3四半期に発注する。
日光土木は、主要地方道川俣温泉川治線の落石防止工事に一般競争入札を適用する。高エネルギー防護柵工延長60mの内容で、第4四半期に発注し約10カ月の工期で施工する。また指名競争入札では、国道122号の落石防止工事を2件に分割して発注する。
真岡土木は、主要地方道那須黒羽茂木線の電線共同溝工事3件と、県道市塙北長島線の道路改良工事2件を追加し、いずれも指名競争入札で発注する。電線共同溝工事は延長各120mに分割し、それぞれ10カ月の工期を予定する。
栃木土木は、主要地方道藤岡乙女線乙女大橋の架け替えで、下部工建設工事3件を一般競争入札で発注する。うち1件は場所打ち杭基礎(φ1500)348m、2件は場所打ち杭基礎小判型壁式橋脚(高さ10.3mと13.7m)の内容で、いずれも工期は約8カ月を見込む。このほか、主要地方道栃木粕尾線の野中町歩道橋の横断歩道橋塗装工事にも一般競争入札を適用する。
矢板土木は、主要地方道矢板那須線の道路改良工事2件や、主要地方道矢板那珂川線の道路改良工事のほか、一級河川荒川(塩谷)、五行川、内川の堆積土除去工事などを追加して、いずれも指名競争入札で発注する。
大田原土木は、国道461号那珂橋の橋梁補修工事と、国道400号峠大橋の橋梁補修工事の2件を一般競争入札で発注する。いずれも橋面舗装工一式で、那珂橋は約5カ月、峠大橋は約6カ月の工期で施工する。このほか、大田原高林線の蕪中橋や国道400号の御殿橋、矢板那須線の熊川橋、大田原芦野線の三代橋ほかの橋梁補修工事も追加した。
烏山土木は、県道矢又大内線の那珂川町木戸地内の護岸工事を一般競争入札で発注する。大型ブロック積工500平方mの内容で、工期は約11カ月を見込む。また、一級河川荒川(塩谷)に架かる落合橋の旧橋撤去工事は、指名競争入札で第2四半期に発注する。
安足土木は、足利市で11件、佐野市で18件を追加した。足利市では一級河川尾名川の護岸工事2件や、足利高校のグラウンド舗装工事2件などを追加。佐野市では都計道前橋水戸線の電線共同溝工事や、一級河川旗川の護岸工事2件などを追加している。
下水道管理事務所は、渡良瀬川下流流域下水道(思川処理区)間々田中継ポンプ場の耐震補強工事と、鬼怒川上流流域下水道(上流処理区)の管路施設耐震化工事を追加して、それぞれ第2四半期の発注を予定している。