国施策に82件要望 アクアライン6車線化検討を(千葉県)

[2023/6/17 千葉版]
 千葉県総合企画部は16日、2024年度の「国の施策に対する重点提案・要望」として82件を公表した。新湾岸道路や千葉北西連絡道路の早期具体化のほか、東京湾アクアライン6車線化に向けた検討などを強く求めていく。これから夏にかけて、各省庁に対し、実効性のある形で反映されるよう働きかける考えだ。 

 国の施策立案・予算編成に向け、県政の運営上、国との連携が特に重要な事項について「国の施策に対する重点提案・要望」として、とりまとめた。新規事項は、物価高騰対策の実施など6件となっている。 

 「社会資本の充実とまちづくり」では、首都圏中央連絡自動車道について、県内唯一の未開通区間である大栄~横芝間の24年度開通に向けて、確実に事業を進めることを求める。 

 北千葉道路については、市川・松戸の早期整備を図るとともに、市川市~船橋市間全区間の早期事業化を要望。専用部は直轄事業と有料事業の合併施行とすることを求めていく。

 新湾岸道路は、外環道高谷JCT周辺から蘇我IC・市原IC周辺までの湾岸部について、千葉北西連絡道路は、つくば野田線以北から国道464号付近までの間(野田市~印西市)について、それぞれ多車線の自動車専用道路として、速やかに計画段階評価に着手し、早期に計画の具体化を図ることを要望する。

 東京湾アクアラインについては、6車線化など、交通容量の拡充方策について、中長期的な視点から検討することを求める。アクアラインは、橋梁が4車線から6車線に拡幅可能で、3本目のトンネルを掘ることができる構造となっている。

 このほか、千葉港港湾計画に基づく埠頭再編や、洋上風力発電事業における名洗港の活用に向けた整備、利根川と江戸川の治水対策、九十九里浜の侵食対策などを推進するよう要望していく(詳細は県ホームページ参照)

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