校舎建設に情報センター解体を包含 5月29日に入札公告 視覚支援校建て替え(宮城県出納局)
[2023/5/26 宮城版]
宮城県出納局は大規模な建て替えを行っている視覚支援学校(仙台市青葉区)について、改築工事の入札概要を発表した。5月29日付で「視覚支援学校校舎等改築工事」の一般競争入札を公告する。当初、別発注を予定していた体育館および視覚障害者情報センターの解体も、同工事に含める。校舎はRC造2階建て延べ4448平方mの規模で建設する。
同工事は県教育庁が県土木部に事業を移管している。発注業種・等級は「建築一式工事S等級」。5月29日に一般競争入札を公告して参加者を募り、6月22日に開札する。入札には標準型(施工計画型)の総合評価を適用する。
学校施設が老朽化している視覚支援学校では、同じ敷地内にある視覚障害者情報センターを含めて新施設を建て替えている。改築事業は2019年度から始まり、先に寄宿舎を建て替えた。完成後に旧寄宿舎を解体済み。現在、新情報センターを敷地の北東側に建設している。また、旧校舎も解体済みとなっており、跡地に新体育館を建設している。
今回発注する工事では、新情報センターが完成した後に現情報センターを解体する。建物の規模はRC造3階建て延べ1032平方m。付帯するRC造平屋およびS造平屋の付属棟2棟(計37平方m)も解体する。新体育館の完成後は、続いて現体育館(S造一部RC造平屋854平方m)の解体に着手する。
一方、新校舎の着工は、現情報センター、現体育館の解体が終わってからとなる。新校舎の建設位置が、両施設の解体跡地まで及ぶため。新校舎は旧校舎の解体跡地を中心に、RC造2階建て延べ4448平方mの規模で建設する。併せて、S造平屋の付属棟3棟(計65平方m)も建設し、外構も整備する。
新校舎の建設に係る電気工事、衛生工事、空調工事は、後日、別発注する。現時点では11月に一般競争入札の公告を予定している。