千葉北西連絡道路 計画段階評価へ調査 概略ルート検討へ(千葉国道)
[2023/5/19 千葉版]
国土交通省千葉国道事務所は、千葉北西連絡道路の計画段階評価を進めるため、概略ルートや構造の検討に向けた調査に着手する。このほど、検討業務をパシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)に委託した。簡易公募型プロポーザル方式で選定を進め、契約額は4162万円(税抜)となっている。
業務名は「R5千葉北西連絡道路検討F7業務」。この業務では、千葉北西連絡道路検討会で策定した「千葉北西連絡道路の道路計画の基本方針」を踏まえ、「構造段階における道路計画策定プロセス」において必要な整備効果の検討や概略ルート比較検討、コミュニケーションプロセスの設計などを担当する。履行期間は2024年2月末まで。
関東地方整備局が発表した、本年度の道路調査見通しをみると、千葉北西連絡道路について、計画段階評価を進めるため、概略ルートや構造の検討に着手する方向性が示されている。
同業務の成果を踏まえ、詳細ルート・構造を検討し、都市計画・環境アセスメントを進めるための調査を実施。新規採択時評価を経て、早期の新規事業化を目指している。
「千葉北西連絡道路の道路計画の基本方針」では、核都市広域幹線道路の機能を兼ね備えた、多車線の自動車専用道路の計画の具体化が必要であると指摘。起終点を、つくば野田線以北から国道464号付近までとし、常磐自動車道や国道6号へのアクセス性を考慮することを求めている。
22年11月に開催した千葉北西連絡道路検討会では、国や県、沿線自治体が連携し、道路の必要性について、地域住民の理解を得られるよう積極的に取り組むことを確認。地元へ丁寧に説明し、意見を把握するなど、地域とコミュニケーションをとりながら、計画段階評価を進めることで合意している。