[2023/5/18　宮城版]
　夢みの里(石巻市、菅原桂子理事長)は16日、石巻市開成地区に開設する幼保連携型認定こども園「いしのまきセントラルプリスクール」(仮称)の新築工事について、一般競争入札を公告した。24日まで参加申請書や資格審査書類、6月2日午後3時まで入札書を受け付け、同日午後5時に開札する。

　新築工事では、開成1-47の石巻トゥモロービジネスタウン内(区画番号19)に、木造平屋989平方ｍの園舎を建設する。工期は2024年2月末まで。同区画は面積が約4064平方ｍで、石巻市が夢みの里に貸し付ける(10年間は無償)。市によると、こども園の定員は100人で、園舎に保育室、遊戯室、調理室、職員室などを配置する見込み。

　入札の参加資格は、県東部土木事務所管内(石巻市、東松島市、女川町)に本店・支店を置き、本店・支店を置く市町の建築等級がA以上であることや、過去3年以内に保育園かこども園を2棟以上建築施工した実績があることなど。

　設計図書の縦覧や質問の受け付けは24日まで行う。質問はFAX(0225-98-4005)で受け付ける。参加申請書や入札書は郵送で受け付ける。送付先は、社会福祉法人夢みの里ユニバーサルプラザ櫻樹の森法人本部事務局(石巻市門脇町1丁目2-21)。申請書などの様式は同法人のホームページからダウンロードできる。

　こども園の建設に対しては、石巻市が本年度予算で民間保育所建設事業費補助金として2億0386万円を計上しており、夢みの里に交付する。

　夢みの里は、2010年3月設立の社会福祉法人。主な事業として、障害福祉事業や高齢福祉事業、児童福祉事業などを展開している。石巻市内で認可保育園は、13年8月にブルーバードインターナショナルプリスクール、18年4月にレインボーインターナショナルプリスクール、19年4月にリトルマーメイドインターナショナルプリスクールを開設している。

　いしのまきセントラルプリスクールの開設に当たっては、石巻市が稲井こども園(仮称)の設置・運営事業者を募集した際に応募し、審査を経て事業者に決定。2024年4月の開設を目指すことになった。

　石巻市は市公立幼稚園・保育所・こども園の再編計画(2018～22年度)に基づき、公立の井内保育所と稲井幼稚園を統合し、新たに民設民営で幼保連携型の認定こども園を整備する。このため、こども園の設置・運営事業者を公募した。既存の井内保育所と稲井幼稚園は24年3月末で廃止する予定。