板戸大橋の工事着手 補助事業 高規格道路整備を推進(栃木県道路整備課)

[2023/5/18 栃木版]

 補助事業の主な事業箇所を見ると、交通円滑化では高規格道路の整備を推進する。国道408号の宇都宮高根沢バイパス、真岡宇都宮バイパス、真岡南バイパスは用地がほぼ完了しており、引き続き工事を進める。

 地域連携関連は、地域高規格道路へのアクセス道路となるもの。国道294号の二宮拡幅は、昨年度から歩道橋の架け替えを進めており、本年度は並行して道路改良工事を実施する。また、交差点の右折付加車線分の用地取得も実施する。

 宇都宮向田線の平出板戸II期工区は、板戸大橋の折り返し2車線分の工事に新たに着手する。昨年度末に設計を発注しており、本年度は設計が完了し次第、上・下部工事を進めていく。

 重要物流道路は、国道400号の三島・西赤田工区や新富町工区で測量試験や用地、工事を引き続き進める。道路メンテナンスは、同課で主に老朽橋の架け替えを実施しており、藤岡乙女線の乙女大橋は橋梁下部工へと入っていくほか、前後の取付道路の用地も引き続き取得する。

 山久保平ヶ崎線の白崖橋は、過去に交付金事業で設計と用地取得を進めていたが、用地に時間を要していた。今回は補助事業の道路メンテナンスに移行して、橋梁の架け替えを実施する。

 交通安全対策は、国道119号の徳次郎西工区や佐野田沼線の上町西工区で通学路の歩道整備を継続し、今市氏家線の大久保工区は事業完了を図る。無電柱化も、国道294号の旭交差点、国道352号の大師町工区、那須黒羽茂木線の茂木工区で工事を継続する。

 スマートICアクセス道路関連は、都賀西方で本年度の開通に向けて整備を完了させる。このほか大谷や下野、および補助事業として新規となる足利でも、各地元市で調査などを実施していく見通し。なお、足利スマートICに接続する県事業の竜舞足利線は、本年度から用地調査に入っていく予定となっている。

 本年度の補助事業等の主要箇所は次の通り。(▽箇所名・工区・市町村=事業内容、▼は新規)
【補助事業】
〈交通円滑化〉
▽国道408号・宇都宮高根沢BP(宇都宮市、高根沢町)=工事
▽国道408号・真岡宇都宮BP(宇都宮市)=工事
▽国道408号・真岡南BP(真岡市)=工事
〈地域連携〉
▽国道294号・二宮拡幅(真岡市)=工事・用地
▼主要地方道宇都宮向田線・平出板戸II期(宇都宮市)=工事
〈重要物流道路〉
▽国道400号・三島・西赤田工区(那須塩原市)=工事、測試、用地
▽国道400号・新富町工区(大田原市)=測試、用地
〈道路メンテナンス〉
▽主要地方道藤岡乙女線・乙女大橋(小山市)=工事、測試、用地
▼県道山久保平ヶ崎線・白崖橋(日光市)=工事
〈交通安全対策〉
▽国道119号・徳次郎西工区(宇都宮市)=工事、測試、用地
▽主要地方道今市氏家線・大久保工区(塩谷町)=工事、用地
▽主要地方道佐野田沼線・上町西工区(佐野市)=工事、用地
〈無電柱化〉
▽国道294号・旭交差点(那須烏山市)=工事
▽国道352号・大師町工区(壬生町)=用地
▽主要地方道那須黒羽茂木線・茂木工区(茂木町)=工事
〈その他市町関連事業〉
▽スマートICアクセス道路=大谷(仮称)、都賀西方、下野(仮称)、足利(仮称、新規)

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