リサイクル施設のDBOプロポ公告 提案上限147億円(千葉県市原市)
[2023/5/18 千葉版]
市原市は17日、リサイクル施設整備・運営事業の公募型プロポーザルを公告した。福増クリーンセンターの粗大ごみ処理施設を統合し、DBO方式で、5時間当たり42.2t規模のリサイクル施設を整備する。提案上限価格は147億0790万円。6月23日まで参加表明書を受け付けている。
福増クリーンセンターの第一粗大ごみ処理施設(1986年稼働)と第二粗大ごみ処理施設(96年稼働)は、機器の劣化が進み、老朽化が著しい。このことから、敷地内で両施設を統合し、新たなリサイクル施設を整備する計画だ。
施設規模(5時間当たり)は、燃やさないごみ・粗大ごみ処理26.3t、ペットボトル処理2.8t、びん処理9.5t、缶処理3.6tの計42.2t。ストックヤードは1560平方mを確保する。
事業方式はDBO方式を採用する。業務内容は、施設整備業務がプラント設備の設計・建設工事、建築物の設計・建設工事、解体工事など、運営業務が施設の運転管理や資源物の選別、ストックヤードの管理、維持管理などとなっている。
事業期間は施設整備が28年11月まで、運営期間が27年2月から47年1月までの20年間とする。
建設工事では、管理棟や車庫棟、ストックヤードを解体し、その跡地を活用して新リサイクル施設を建設する。その後、第一粗大ごみ処理施設と第二粗大ごみ処理施設を解体し、ストックヤードを整備する計画だ。供用開始時期は、リサイクル施設が27年2月、ストックヤードが28年10月を予定している。
応募者の構成は単体もしくは複数企業で構成されるグループ。プロポの参加資格として市入札参加資格者名簿に登録があることなどを求める。グループの場合、代表企業はプラント設備設計・建設工事企業とする。
プラント設備設計・建設工事企業については、市入札参加資格者名簿で清掃施設工事の登録があることや清掃施設工事業の特定建設業の許可を受けていることのほか、施工実績などを求めている。
8月31日まで提案書を受け付け、10月の選定委員会(委員長・濵田雅巳全国都市清掃会議技術指導部長)によるヒアリングなどを経て、優先交渉権者を選定する。
事業者選定支援業務は建設技術研究所(東京都中央区)が担当している。