DB方式の庁舎整備を6月公告 単体かJV組成(八千代市)
[2023/5/9 千葉版]
八千代市は、新庁舎建設工事の施工業者を選定する総合評価落札方式・一般競争入札の実施に向け、入札説明書案や要求水準書案をとりまとめた。新庁舎は、S造・免震構造5階建て延べ1万3089平方m。発注方式はデザインビルド(DB)方式。予定価格は86億4586万8000円(税込み)。参加資格として、単体企業、または設計事務所を除く3者以内の構成員からなる特定建設工事共同体(JV)を設定している。工期は2026年6月まで。6月19日の公告を見据えている。
同業務では、新庁舎の実施設計をとりまとめ、現在の北側駐車場部分に新庁舎を建設。公用車車庫や廃棄物保管庫など付属施設を整備し、既存倉庫3棟を解体する。
敷地面積は2万5017平方m。用途地域は第二種住居地域。容積率は200%、建ぺい率は60%。高度地区は第二種高度地区(最高高さ20m)。構造形式はブレース付きラーメン架構。基礎形式は杭基礎。
参加者の構成は、単体企業または特定建設工事共同体(JV)とし、JVの構成員は設計事務所を除く3者以内とする。
施工企業に必要な建築一式工事の総合評定値(P)は、単体またはJV代表構成員が1600点以上、JV構成員が800点以上。
また、単体とJV代表構成員には、延べ面積が6000平方m以上の庁舎などのほか、免震構造を有する施設の建築一式工事の履行実績を求めている。
想定スケジュールでは、入札参加申請を7月10日~31日に受け付け、確認結果を8月4日に通知。技術提案書を9月4日~11日に受け付け、10月下旬に開札、落札者を11月上旬~中旬に決定する。
また、技術提案書の提出に先立ち、工事費縮減や工期短縮など目的に、基本設計の内容に対する変更提案(VE提案書)を8月7日~10日に受け付ける。
VE提案書の提出は任意。VE提案については、その適否を判定し、適当と判定された事項については、基本設計に示された内容を変更する。
基本設計は類設計室が担当。リーガルアドバイザリー業務は八千代エンジニアリングに委託している。