簡易プロポ8社に通知 生出地域の複合施設(宮城県 仙台市)
[2023/4/28 宮城版]
仙台市は、仮称・生出地域複合化公共施設(太白区)の基本設計に着手する。簡易プロポーザルで設計者を選定するため、設計候補者8社に通知を出した。参加意向を確認して5月22日まで技術提案書を受け付ける。提案審査を行い、6月中旬に最優秀候補者を特定する。協力事業者の設備設計者は提案とする。床面積は約2050平方mで検討している。
新施設は、既設の生出市民センター(保健センター・証明書発行センター・診療所)と老人憩いの家に児童館を加えて複合化する。場所は生出市民センター東側で茂庭地区土地区画整理事業の公園用地約2685平方m。基本設計で構造や電気・設備設計の仕様をまとめる。履行期限は2024年3月末の予定。
市は延べ床面積がおおむね2000平方mを越えるため、プロポーザの設計者選定要綱に基づき、簡易プロポーザルを実施する。設計候補者は一級建築士事務所登録の8社。19日付けで通知した。市財政企画課は、参加者から5月22日まで技術提案書を受け付け、選定委員会による提案審査を経て最優秀候補者を特定する。
事業スケジュールは23年度に基本設計、24年度に実施設計、25~26年度に新築工事、27年度の供用開始を想定する。完成後は現市民センターを解体して公園と駐車場を整備する。
解体する生出市民センターはRC造2階建て延べ約1900平方mで、保健センターと証明発行センター、診療所を併設する。敷地面積は約4253平方m。老人憩いの家は木造平屋130平方m。基本計画は3月に策定した。