東北職業能力開発大学 教室棟の設計が落札 建て替えを綜企画設計(JEED)

[2023/4/25 宮城版]
 高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)は、東北職業能力開発大学校(栗原市)の教室棟を建て替えるため、工事設計業務を綜企画設計(仙台支店・仙台市泉区)に委託する。業務委託に当たっては10日に一般競争入札を開札し、低入札価格調査などを経て同社が2390万円で落札した。予定価格や調査基準価格などは非公表。

 同校は所在地が栗原市築館字萩沢土橋26で、敷地面積が4万6895平方m。建て替えの計画では、RC造3階建て延べ2300平方mの新しい教室棟を建設し、既存の2号棟と6号棟を解体撤去する。設計業務の履行期間は2024年7月8日まで。2025年8月~27年2月の工期で新築工事を進める見通し。

 既存の2号棟はRC造3階建て延べ1249平方m、6号棟がS造平屋679平方mの規模。この2棟はやや離れた場所にあり、2号棟には教室や図書室、学生ラウンジなど、6号棟には教室や実習用のスペースなどが設けられている。老朽化に伴って建て替える。

 新しい教室棟には、基本的に現在の2号棟と6号棟にある機能を導入する。倉庫や渡り廊下なども一緒に改築する。

 教室棟の建て替えに向けては、JEEDが本年度に敷地調査業務を一般競争入札で委託する。6月下旬に入札公告し、7月下旬に開札(契約)する予定。履行期間は2カ月半を見込んでいる。

 東北職業能力開発大学校は、高度な技術・技能や企画・開発などの職業能力を訓練する学校。建築系、機械系、電気系、電子情報系の学科が設けられている。建物は1~7号棟や、体育館、学生ホール、学生寮などで構成している。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.