新給食センターを整備 23~27年度事業計画 学校長寿命化など推進(さくら市)
[2023/4/20 栃木版]
さくら市は、第2次総合計画後期基本計画に定める施策を推進するため、計画期間を2023~27年度とする実施計画を策定した。それによると、事業費は23年度が28億8324万円、27年度までの累計で181億3049万円を想定する。主な事業は、新たな給食センターの整備や学校施設長寿命化などの事業を進めるほか、道の駅きつれがわでサウナ施設の改修などを実施する。
事業費に5カ年累計181億円
新給食センター整備では、23年度に設計を、24~25年度に工事を予定する。事業費は23年度に3798万2000円、24年度に10億円、25年度に11億8500万円を見込む。給食施設整備点検などの学校給食管理事業は、25年度以降の新給食センター運用開始も加味して計画期間の累計を7億8065万円とした。
学校施設の長寿命化では、25~26年度に氏家小の長寿命化改良工事を予定し、事業費として25年度9億1160万円、26年度9億1080万円を見込む。喜連川中体育館の屋根外壁改修工事は24年度の計画で、事業費は2億2500万円。氏家中は28~29年度に長寿命化改良工事を予定し、28年度は9億1000万円を予定する。
道路改良は、市道K1010号他2路線に2億6700万円、市道U1-10号に2億7111万円、市道U1540号に9189万円を想定する。道路維持補修事業は23年度事業費が2億6460万円で、24~27年度は毎年3億円を計画。橋梁維持事業は、計画期間の累計を1億9045万円とした。
公園整備事業は、23年度に勝山公園桜見本園の整備、鬼怒川運動公園バーベキュー場炊事場の更新、鬼怒川河川公園トイレ整備実施設計を実施し、計画期間の累計を1億4213万円とする。公園維持管理事業は、事業費3億1216万円を想定する。公園施設の長寿命化対策は、23年度に鬼怒川河川公園パークブリッジ長寿命化工事、菖蒲沢講演親水池護岸補修工事などを計画。事業費は23年度が2億0128万円、24~27年度は毎年3000万円を見込む。
道の駅きつれがわの維持管理事業では、23年度に隣接地の購入やサウナ施設の改修などを実施する。新規取得地は利用計画を決定した後、24年度以降に着工する。事業費は23年度が1億3896万円、計画期間累計では4億9296万円を想定する。温泉源泉の維持管理事業は、23年度に道の駅きつれがわの源泉ポンプと貯湯タンクの更新を予定し、計画期間の累計を2億1291万円とする。
学校施設の補修や整備は、計画期間累計で小学校が1億9387万円、中学校が2億4309万円を想定。中学校施設では23~24年度に電気設備工事を予定し、24年度には喜連川中で多目的トイレ設置工事も計画する。
喜連川高校跡地の再整備は、計画期間の累計を1億1632万円とし、25年度には体育館の耐震補強・改修工事で7656万円を見込む。
公営住宅維持管理事業では、23~25年度にひばりヶ丘住宅の外壁等、26~27年度に上阿久津住宅の外壁等を修繕し、上野住宅・大日下住宅の一部は23年度に解体する。計画期間の累計は、2億8683万円とする。
卯の里ふれあいアンダーの冠水対策は、23年度に非常用発電機設置工事、24年度に通行止エアー遮断器設置工事を実施する。事業費は23年度が4000万円、24年度が2350万円の見込み。また雨水排水対策事業は、23年度に早乙女羽黒地区の雨水排水測量設計業務、24~26年度に雨水排水施設工事を実施する。事業費は23年度が700万円で、24~26年度は毎年1000万円を見込む。
準用河川菖蒲沢川は、護岸未整備区間の延長約500mを整備する。23年度に測量設計業務を委託し、24~28年度に改修工事を実施する計画で、事業費は23年度が1700万円、24~26年度は毎年2000万円を想定する。
上阿久津台地土地区画整理事業は、造成工事および換地処分、換地計画書作成などの業務委託を実施する。23~24年度の事業費は1億6503万円となっている。氏家駅東地区魅力向上事業では、23年度に基本計画、24年度に実施計画を策定し、27年度に実施設計に着手する。事業費は7830万円を想定する。
財政計画の普通建設事業費は、23年度が15億4158万円、24年度が25億1000万円、26年度が34億8500万円で、27年度と28年度はともに22億円の見通し。これらは毎年度見直しを行う。