千葉県内工事61件 圏央道関連が本格化(関東整備局)
[2023/4/4 千葉版]
関東地方整備局は3日、2023年度の発注予定を公表した。千葉県内工事では、千葉国道事務所など7事務所が61件を発注する。このうち政府調達協定(WTO)対象案件は塩浜立体山側橋梁上部工事の1件。圏央道・大栄~松尾横芝間の24年度開通に向けて、工事発注が本格化している。
事務所別の内訳をみると、千葉国道事務所が35件で最も多く、江戸川河川事務所8件、常総国道事務所7件、利根川下流河川事務所4件、首都国道事務所3件、東京第二営繕事務所と関東技術事務所の各2件と続く。
入札方式別では、一般競争入札(WTO対象)1件、一般競争入札33件、公募型指名競争入札25件、一般競争入札(拡大)2件。入札予定時期別では、第1半期12件、第2四半期38件、第3四半期10件、第4四半期1件となっている。
WTO対象案件は「R5国道357号塩浜立体山側橋梁上部その1工事」。浦安市美浜4丁目で橋長160mの鋼3径間連続合成細幅箱桁橋を架設する計画。発注規模は10億円から20億円未満を想定。工事は第3四半期に一般競争入札で発注し、工期は24カ月を見込んでいる。
発注規模が3億円から4億5000万円未満の工事をみると、常総国道事務所は圏央道の神崎町松崎地区で神崎PA改良工事1件、神崎地区改良工事2件の一般競争入札を計画している。
千葉国道事務所は、第2四半期に圏央道の多古地区改良工事2件を一般競争入札で発注する。多古町飯笹地区で切土7万m3、成田市十余三地区で盛土4万m3などを進めていく。
同事務所はこのほか、第3四半期に公募型指名競争入札で「国道16号小室橋橋梁補修工事」と「国道357号舞浜大橋左岸(山・海側)耐震補強工事」を発注する方針だ。
建設コンサル
関連業務39件
関東地方整備局は、県内で建設コンサルタント関連業務39件を委託する予定だ。事務所別の内訳は千葉国道事務所18件、江戸川河川事務所11件、利根川下流河川事務所4件、首都国道事務所3件、利根川上流河川事務所2件、東京第二営繕事務所1件となっている。
主なものをみると、千葉国道事務所は第1四半期に国道357号湾岸蘇我地区の道路設計、利根川下流河川事務所は第2四半期に小見川管内の閘門設備改良詳細設計、江戸川河川事務所は第1四半期に堤防の整備手法検討設計、首都国道事務所は第2四半期に北千葉道路の構造物検討などの業務を委託する予定だ(詳細は関東地方整備局の入札情報サービスを参照)。