3者と2人に栄誉 初の建設業者等表彰を発表(常陸太田市)
[2023/3/18 茨城版]
常陸太田市は17日、初の開催となる市建設業者等表彰の受賞者を発表した。受賞したのは3者2人となり、優良建設工事表彰では、「市立久米小学校校舎大規模改造工事」を担当した鈴縫・梅原JVと、「市分庁舎1階内部改修工事」を担当したジオ常陸が選ばれた。表彰式は24日に市役所で開催される予定となっている。
この表彰制度は、市が発注する建設工事や建設コンサルタント業務などにおいて、優れた成績を修めた受注者及び技術者を表彰することにより、受注者及び技術者の意欲の高揚を図り、将来にわたる建設業界の維持・発展と公共事業の品質確保を図ることを目的としている。対象は、優良建設工事表彰が1000万円以上の部と1000万円未満(130万円以上)の部、優良建設コンサルタント業務等表彰、優良技術者表彰の計4部門となっている。
今回の表彰対象となったのは、21年度に完了した工事175件とコンサル52件。このうち、主管課長から推薦のあった工事2件を市建設業者等表彰審査委員会(委員長=田中慈和副市長)が審査し、受賞者を決定した。受賞者は、市立久米小学校校舎大規模改造工事を担当した鈴縫・梅原JVと、その工事を担当した監理技術者の近藤直樹氏(鈴縫工業)、市分庁舎1階内部改修工事を担当したジオ常陸と、その工事を担当した主任技術者の大山幸一氏の3者と2人となる。なお、建設コンサルタントの受賞者はなかった。
市の建設業者等表彰は、1月に表彰要項が定められ、今回が初めての表彰となる。優良建設工事表彰の2部門では、工事成績評定が80点以上となったもののうち、市内業者(難工事で表彰すべきものは市外含む)であり、前年度に完成した市発注工事の工事評定平均点が70点以上になる者などを対象とする。
優良技術者表彰では、優良建設工事表彰を受けた工事や業務に従事した者(建設工事は監理技術者や主任技術者、建設コンサルタント業務等では主たる業務分野の管理技術者)を対象に表彰する。
以下、受賞者と対象工事などは次の通り(敬称略)。
【優良建設工事表彰】
〈1000万円以上の部〉
▽鈴縫・梅原JV(代表構成員・鈴縫工業〔日立市、鈴木達二代表取締役〕、構成員・梅原工務店〔小目町、梅原基弘代表取締役〕)=市立久米小学校校舎大規模改造工事
〈130万円以上1000万円未満の部〉
▽ジオ常陸(小目町、佐川譲治代表取締役)=市分庁舎1階内部改修工事(子育て世代包括支援センター)
【優良技術者表彰】
▽近藤直樹(鈴縫工業、監理技術者)=市立久米小学校校舎大規模改造工事
▽大山幸一(ジオ常陸、主任技術者)=市分庁舎1階内部改修工事