直売所を夏ごろ着工 友愛の森再整備 造成や受変電設備も(那須町)

[2023/3/17 栃木版]

 那須町は、道の駅「那須高原友愛の森」の再整備事業を進めている。町観光商工課によると、農産物直売所と物産センターの統合施設は今夏にも着工する見通し。2023年度はこのほか、南側既存調整池の拡張工事、キュービクルの増設工事、職員駐車場等のための造成工事を行うとしている。23年度当初予算案では、直売所等の新設工事に3億4650万円、調整池拡張工事に2200万円、キュービクル整備工事に3300万円、造成工事に7150万円を計上した。 那須町は、道の駅「那須高原友愛の森」の再整備事業を進めている。町観光商工課によると、農産物直売所と物産センターの統合施設は今夏にも着工する見通し。2023年度はこのほか、南側既存調整池の拡張工事、キュービクルの増設工事、職員駐車場等のための造成工事を行うとしている。23年度当初予算案では、直売所等の新設工事に3億4650万円、調整池拡張工事に2200万円、キュービクル整備工事に3300万円、造成工事に7150万円を計上した。

 道の駅「那須高原友愛の森」は、主要地方道那須高原線と同矢板那須線の広谷地交差点南西側に立地している。町では、さらなる道の駅の魅力向上と町観光のPRを充実させることで、那須観光を底上げすることを目的に道の駅の再構築を進めている。

 再構築の設計は、都市環境建築設計所(宇都宮市)が担当した。再整備にあたっては規模を約4.6haに拡大して、これまでに北駐車場などの整備を実施している。

 新館については、工芸館の南側に農産物直売所や物産センターの機能を設けた1棟と、工芸館の北側に農村レストランの機能を設けた1棟の、計2棟を建設する。

 農産物直売所や物産センターの統合施設は、今夏にも着工して23年度中に工事を完成させ、24年度にオープンする計画となっている。構造と規模は、木造平屋建て・延べ床約700平方mで、道の駅への来場者増加に向けて売り場面積を広く設ける。

 直売所等の新設工事のほか、23年度は▽南側既存調整池拡張工事▽受変電設備新設工事▽造成・外構工事-も行う。調整池拡張は規模を検討中で、受変電設備は既存のキュービクルの近くに新しいキュービクルを整備する。

 造成・外構工事については、新館や工芸館周辺で進める考えで、規模は未定とした。23年度末から24年度にかけて舗装整備を行い、職員用駐車場やバックヤード用の搬入路を設ける。

 引き続き、24年度には農村レストランの建設を行い、25年度のオープンを目指す。農村レストランの構造と規模は、木造平屋建て・延べ床約500平方mで計画する。また25年度は、工芸館と既存のレストランである「なすとらん」の改修工事を行う。整備内容については検討中としている。

 総事業費は、平山幸宏町長の事業費削減の公約に基づいて計画を見直しし、整備内容を変更した結果、当初予定の20億6100万円から概算で15億3700万円まで圧縮している。

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