千葉県多古町70haに世界最先端の航空物流拠点(グッドマングループ)
世界的な物流デベロッパーであるグッドマングループのグレゴリー・グッドマンCEOは16日、千葉県庁で熊谷俊人知事と面談し、成田国際空港に隣接する千葉県多古町飯笹地区70haで世界最先端の航空物流拠点を開発する計画を明らかにした。多古町と連携・協力し、成田国際空港や県とも連携を図りながら、空港内外一体型の開発を進めていく。
面談には、多古町の平山富子町長や成田国際空港の田村明比古代表取締役社長も同席した。
県と成田空港周辺9市町では、国際的な産業拠点の形成を目指し、地域未来投資促進法に基づく、基本計画の作成を進めている。グッドマングループは、この基本計画に基づく地域経済牽引事業計画をとりまとめ、具体的な開発に取り組んでいく。成田国際空港C滑走路が完成する2029年3月末の稼働開始を目指す。
県は、空港周辺地域の土地利用規制の緩和を求め、国と協議。地域未来投資促進法を弾力的に活用することにより、航空物流拠点を整備する場合、例外的に農地を含む土地を事業用地として選定することが可能となるとともに、迅速な事業展開が期待できることとなった。
同法に基づき、周辺9市町を「成田新産業特別促進区域」と位置づけた基本計画を3月末までに市町とともに作成する。成田空港を核とする国際的な産業拠点の形成を目指している。