2カ年で汚泥設備更新 新年度予算(芳賀広域行政組合)
[2023/3/14 栃木版]
芳賀地区広域行政組合(組合長・石坂真一真岡市長)は、2023年度予算を議決した。一般会計は前年度当初から39.3%増加し、43億9372万円となった。主な事業は、し尿処理施設で余剰汚泥脱水機更新事業など設備の更新を行う。また、真岡市下大田和地内で建て替えを構想している斎場は、引き続き地元への説明会を行う。
建設関連では、各種設備の整備や維持管理を中心に予算を充当している。斎場は、新施設の整備に向けた支援業務の委託料で325万円を配分している。組合では各種協議を重ねた結果、最有力候補地を真岡市下大田和地内の山林に選定している。組合は引き続き住民説明会を開催して、整備に向けて地元理解を醸成していく。
し尿施設では、脱臭活性炭、循環ブロア(A号機)、中濃度臭気ファンなどの設備更新を行う計画で、修繕に2億0401万円を計上している。第一環境クリーンセンター(益子町七井2430)は、余剰汚泥脱水機の更新で23~24年度にかけて2億6022万円の事業費を計上した。
主な事業は次の通り。(単位・万円)
《一般会計》
【総務費】
▽本庁舎施設修繕=41
【衛生費】
▽斎場施設修繕=50▽同各種業務委託(施設設備管理、火葬設備点検、機械警備、清掃関係、樹木剪定ほか)=218.8
▽斎場火葬炉補修工事、再燃室排煙抑制装置更新工事=1371.7
▽新斎場整備支援業務委託=325.6
▽し尿処理施設事務施設修繕=26.2▽同各種業務委託(施設等警備、樹木剪定、施設清掃ほか)=258.5
▽真岡市上下水道水源施設設備修繕負担金=1190
▽し尿処理施設修繕=2億0401.4▽同施設各種業務委託(施設運転維持、脱水汚泥処分、貯留槽(浄化槽汚泥用)清掃業務、脱臭塔活性炭(中・低濃度)更新業務、汚泥脱水設備施工管理業務、精密機能検査業務、消防設備点検、電気保安業務、脱水汚泥運搬、中濃度臭気ファン更新発注支援業務、処理施設屋根防水工事発注支援業務、中濃度臭気ファ更新発注支援業務ほか)=1億2860
▽浄化槽清掃委託=1億6892.6
▽ごみ処理施設修繕=100▽同各種業務委託(施設運転管理、ビン選別業務および再商品化、粗大ごみ再生利用修繕業務、処理困難物等運搬・処理処分、小型家電運搬・処分、場内・施設管理、放射性濃度測定検査業務、環境測定業務ほか)=7億0966.3
▽最終処分場修繕=81▽同各種業務委託(浸出水処理施設総合管理等業務、浸出水処理施設運転管理業務、地下水水質検査・放射性濃度測定業務、乾燥塩運搬・処分、乾燥塩等測定業務、敷地除草、管理棟清掃、施設警備業務、施設・設備管理、集水ピット等水質検査ほか)=4957.7
【消防費】
▽消防総務委託(茂木中継所周囲立木伐採作業ほか)=457.9
▽消防本部および各分署施設修繕=2384.7▽同各種業務委託(設備保守管理、庁舎清掃委託、消防通信指令機器保守管理ほか)=2729.6
▽消防施設各種工事(真岡消防署車庫証明器具更新、真岡西分署事務室空調設備更新、市貝分署高圧ケーブル更新、真岡西分署屋外スピーカー増設、消防本部壁掛モニター工事)=446.7
▽基地局無線機修繕=10▽同保守点検委託=300.3
【労働費】
▽共同高等産業技術学校施設修繕=30
【継続費】
▽第一環境クリーンセンター余剰汚泥脱水機更新事業=1億5879.6(2023年度)、1億0142.5(2024年度)
《卸売市場特別会計》
【市場費】
▽施設修繕=60
▽施設管理業務委託=293.8
▽屋外トイレ改修工事=75.4