新庁舎の計画策定 新年度予算案 阿久津中改修へ基本設計(高根沢町)

[2023/3/7 栃木版]

 高根沢町(加藤公博町長)は2日開会の定例町議会に、2023年度予算案を上程した。一般会計は前年比0.1%増の102億1000万円で、普通建設事業費は8.0%減の9億0085万9000円となった。新年度は新たに、新庁舎整備の基本構想・基本計画策定や阿久津中学校改修に向けた基本設計に着手する。このほか主な事業として、学校給食センターの更新整備に係る基本・実施設計や元気あっぷむらの受水槽更新、町道108号の舗装修繕およびガードレール設置などを推進する。 =2面に建設関連主要事業

 新規事業の新庁舎整備事業費は、3981万円を計上した。基本構想および基本計画の策定に着手するとともに、あわせて必要な測量調査などを実施する。

 また、町学校施設長寿命化計画に基づく阿久津中学校の改修は、基本設計を策定するため1081万円を計上している。

 継続事業を見ると、東日本大震災や経年劣化等で老朽化が進んでいる学校給食センターの更新整備では、基本設計および実施設計に1046万円を措置した。

 元気あっぷむらは、受水槽の更新工事をはじめ、施設内照明のLED化も含めた電気機械設備改修の設計に7479万円を予算化した。

 町道108号線は2181万円を配分し、桑窪地内の延長80mを23年10月から24年3月にかけて舗装修繕する。また交通安全施設整備で、カーブミラーやガードレールなどを設置するほか町道108号線にある老朽化した木柵をガードレールに交換する。新年度は、前年度当初から1171万円増の1463万円を計上した。

 橋梁修繕は、前年度2029万円増の3229万円を充て、31橋の点検を7月から実施するほか3橋で補修工事の詳細設計を行う。

 街路灯整備事業は1619万円を計上し、街路灯維持組合が行う老朽化した水銀街路灯のLED化を補助する。

 都市計画道路の宝積寺西通り整備事業は、宝積寺駅西第二地区の整備に4735万円を計上し、都市計画道路整備と沿道整備街路事業用地の用地測量業務、未相続共有地の取得、所有権移転、沿道整備街路事業計画の修正を行う。

 防災重点ため池に指定された亀梨地区の大溜は、23年度当初の100万円に22年度予算繰り越し分とあわせ、総額550万円で防災工事等実施計画を策定する。

 雨水対策事業は、1573万円を配分した。市街地の浸水対策として、浸透ますの設置工事に前年と同額の550万円を充てるほか、22年7月の大雨で浸水被害を受けた箇所の雨水排水計画策定に1023万円を計上する。

 JR仁井田駅前には新たに、屋根付きの駐輪場を設置する。新年度は143万円を配分し、設計を進める。

 学校安全事業費は、396万円を措置してすべての小中学校に防犯カメラ設置する。社会教育施設は、図書館の修繕・改修を実施するほか、上高根沢ふれあいセンター多目的ホールと仁井田ふれあいセンターのエアコン改修工事を行うためあわせて600万円を配分した。

 企業会計では、宝積寺駅西第一土地区画整理事業が前年度比74.3%減の2094万円となった。水道事業の資本的支出は同0.9%減の2億8035万円で、下水道事業会計の資本的支出は同5.2%減の6億3935万円となっている。

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