町道6路線を改良 道の駅加工所整備へ設計(市貝町予算案)

[2023/2/18 栃木版]

 市貝町(入野正明町長)は17日までに、2023年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初から7.6%減少し、54億8000万円となった。普普通建設事業費は、町役場庁舎の改修が終了したことで、99.1%減の6億7700万円となっている。主な建設事業は、市塙古都地区の水路整備、道の駅への加工所整備への設計、3小学校のトイレ洋式化、農業集落排水施設の公共下水道への接続などを挙げている。町道は6路線で道路改良事業を進める。

 建設関連は、新年度からサシバの里推進室を新設して里山などの環境保全に積極的に取り組む方針で、環境基本計画等の策定に200万円、地球温暖化対策実行計画および気候変動適応計画の策定に200万円を配分している。

 団体営農地耕作条件改善事業には8100万円を計上し、市塙古都地区の水路整備を行う。道の駅「サシバの里いちかい」では、加工所建設設計事業に959万円を計上した。23年度は加工所のあり方を検討し、検討結果を基に設計を策定する。施設の建設工事は、24年度を計画している。

 町道は、6路線の道路改良事業に3億3354万円を計上し▽塩田地内で塩谷続谷線(L約300m)の拡幅改良工事(W9.5m)▽赤羽工業団地内で赤羽工業団地南線の拡幅改良工事(L約300m、W11.5m)▽上根地内で谷中東線の拡幅に向けた用地測量▽多田羅地内で大橋篭堰線の水路工事(L600m)▽赤羽地内で赤羽小山線の用地買収▽杉山地内で杉山加賀地線(L約150m)の拡幅改良工事(W5m)-を実施する。

 地籍調査事業には2665万円を配分し、上赤羽地区等で調査を進める。学校施設では、全3小学校を対象とした校舎トイレの洋式化工事に7316万円を計上する。

 特別会計は、農業集落排水事業が1.2%増の8700万円となった。公共下水道事業は増減なしの2億6000万円で、老朽化した鴻之宿地区農業集落排水処理施設の公共下水道接続工事、上根地区の管渠築造工事を行う。

 建設関連の主な事業は次の通り。(▼は新規、単位・万円)

 《一般会計》
【総務関係】
▽移住定住促進事業(住宅購入者等に補助)=870
▼バス待合所設置等補助事業(自治会等によるバス待合所新設・改修への補助)=20
▼路線図および画地認定図作成事業=705.1
▼宅地造成支援補助事業(民間事業者の宅地造成を支援、補正予算に事業費計上予定)=-
【民生関係】
▼保育所等整備交付金事業(幼児、高齢者、障害者の複合施設を民間で整備する事業に補助)=8250
【環境(サシバの里)関係】
▼環境基本計画および生物多様性地域戦略策定支援業務委託事業=200
▼地球温暖化対策実行計画および気候変動適応計画策定支援業務委託事業=200
▽家庭用ゼロカーボン推進補助事業(再生可能エネルギー設備等を普及)=420
【農林関係】
▽畜産担い手育成総合整備事業(設備投資を支援)=6133
▽団体営農地耕作条件改善事業=8100
▽農業競争力強化農地整備事業(椎谷地区および上赤羽地区の圃場整備事業負担金)=1086
【商工観光関係】
▽企業立地奨励事業(企業の新設および増設に奨励金を交付)=2450
▼多田羅沼環境整備事業(駐車場整備や案内看板設置)=330
▼道の駅加工所建設設計事業=959
【土木関係】
▽地籍調査事業=2665.3
▽道路改良事業(改良工事・設計等)=3億3543
▽空き家バンクリフォーム等補助事業=250
【消防関係】
▼同報系防災行政無線システム更新事業(防災サーバを更新)=3080
【教育関係】
▽市小学校校舎トイレ洋式化事業=7316.1
▼市貝中学校フェンス設置事業=250
▼市貝中学校音楽棟バリアフリー化事業(スロープを設置)=100
▽地域自治公民館建設費補助事業=222
▼農業者トレーニングセンターバスケットゴール修繕事業=345.4

 《農業集落排水事業特別会計》
▽公営企業会計適用推進事業=340

 《公共下水道事業特別会計》
▽公営企業会計適用推進事業=700
▼農業集落排水処理施設接続事業=1億1200

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