空調設置に6億円 整備対象は竹園東小など9校(つくば市補正)

[2023/2/11 茨城版]
 つくば市は、3月市議会定例会に提出する22年度最終補正予算案の概要を明らかにした。一般会計には17億9308万円を追加して、総額を1193億0649万円とした。主な補正は、小学校9校の空調設備設置事業を前倒して、6億円の工事費を計上した。このうち、九重小学校と栄小学校では教室の転用工事も併せて行う予定で、増設工事費5300万円を盛り込んだ。また、真瀬小学校と筑波幼稚園ではトイレの改修工事を実施する。

 小学校の空調設備設置事業は、3期に分けて特別教室へ空調設備を設置するもの。今回の補正では、第I期として9校(竹園東小、松代小、茎崎第一小、茎崎第三小、要小、沼崎小、柳橋小、栄小、九重小)の工事費に5億9097万円を計上した。

 空調設置にあわせて、栄小と九重小では、児童数の増加に伴う教室不足を解消するために、特別教室などを普通教室へ転用する。教室転用改修事業では、工事費として栄小分に882万円、九重小分に4463万円を確保した。なお、設計については、栄小は石川賢一建築研究所(つくば市)、九重小はのあ設計事務所(つくば市)、竹園東小と松代小、茎崎第一小、茎崎第三小は石川賢一建築研究所、要小と沼崎小、柳橋小は小泉建築設計事務所(つくば市)が担当した。

 続く第II期は9校(吾妻小、並木小、東小、上郷小、島名小、大曽根小、二の宮小、谷田部小、前野小)が対象となる。設計委託料は12月補正予算に1623万円を計上した。工事費については23年度の補正予算で対応する見通しとなる。

 第III期では11校(茎崎第二小、桜南小、今鹿島小、竹園西小、吉沼小、小野川小、葛城小、栗原小、谷田部南小、手代木南小、真瀬小)が対象となる。

 このうち、谷田部小はトイレの改修事業、手代木南小と真瀬小は長寿命化事業とあわせて実施する。設計委託料は23年度予算に2054万円を計上しており、工事は24年度に施工する予定だ。

 トイレの改修事業は、和式トイレを洋式化するほか、床の乾式化、内装改修などを行う。真瀬小学校では1カ所の改修工事を計画しており、設計はつくば総合設計事務所(つくば市)で策定した。工事費には1320万円を投じる。筑波幼稚園では園児用トイレ2カ所と職員用トイレ1カ所の洋式化および内装改修工事を予定しており、設計は服部建築設計事務所(つくば市)でまとめた。

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