第一給食センターを建替 新年度予算案 消防会館で建替設計(真岡市)
[2023/2/09 栃木版]
真岡市(石坂真一市長)は8日に、2023年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比8.7%増の370億6000万円で、普通建設事業費は工事に着手した複合交流拠点施設整備事業などで76.2%増の66億1193万円となるなど、積極型の予算編成を行っている。主な建設事業は、合葬墓地の整備や中心市街地リノベーション事業、消防会館の建替設計、第一学校給食センターの建替工事、第二学校給食センターの機能増強、硬式兼軟式野球場の整備などが挙げられる。寺内地区で計画している新産業団地も、道路整備などの造成事業を進めていく。=主要事業と予算額は後日掲載
一般会計の主要事業は、合葬墓地整備に7358万円を配分し、長田霊園で整備工事に着手する。スマート農業導入支援事業では、情報通信環境整備計画を策定するため、委託料500万円を予算化。この計画はスマート農業拡充に向けて、無人農業機械の位置情報の補正ができるRTK基地局の整備を進めるためのものとなっている。いがしらリゾート農業拠点施設整備事業では、駐車場の整備で3576万円を計上した。
土地区画整理推進事業では、荒町・田町地区を対象とする中心市街地リノベーション事業に2612万円を配分した。県の都市計画道路(中郷八木岡線)拡幅事業に伴い、沿道区画整理に向けた測量・調査を行う。
消防施設では、消防ポンプ車更新のほか、老朽化した消防会館の建替設計の委託料で2575万円を計上した。総合運動公園整備事業では、第3期工区の整備で7億1840万円を計上。硬式兼軟式野球場の建設で、新年度は外野スタンド部の整備をメーンに照明設備やスコアボードの建設などを行い、24年秋の供用開始を目指す。
学校給食センターでは、新施設の整備へ16億1935万円を計上している。第一学校給食センターは建替工事に着手し、第二学校給食センターも調理能力増強に向けた整備を行う。
道路は、市道維持補修事業に3億3900万円を計上して249号線・245号線・125号線などの舗装修繕を行うほか、橋梁についても阿部岡橋の撤去工事、中峯大橋の補修工事を実施する。道路改良事業には6億0587万円を計上し、市道113号線・275号線・5105号線などで事業を進める。
特別会計は、産業団地整備事業に4.2%減の9億0760万円を計上した。寺内地区の22.6haを対象に、新しく真岡第1工業団地南地区を整備するため、宅地造成、道路築造、汚水管渠整備などを進めていく。
水道事業会計は、資本的支出が23.9%減の8億5026万円となった。このうち、配水管布設などの配水設備拡張事業に2億3141万円、配水管改良工事・実施設計や浄水場・配水場の設備更新工事などの配水設備改良事業に2億4045万円を配分する。
公共下水道事業会計は、公共下水道の資本的支出が40.7%増の16億6727万円となった。管渠建設事業に3億9450万円を配分し、汚水管整備、新産業団地の調整池および雨水管の整備などを進めていく。農業集落排水事業の資本的支出は、8.1%減の2億3715万円となり、ポンプ更新などの工事を実施する。