給食センターと南部小調理場を建て替え 2027年度供用(野田市)
[2023/1/24 千葉版]
野田市は、野田給食センターと南部小学校調理場を建て替える方針を明らかにした。野田給食センターの移転建て替えに向け、2023~24年度に用地を取得、25~26年度に設計施工する。南部小学校調理場は、調理場スペースが不足していることから、現地建て替えに向け、24年度に設計、25年度以降に代替給食受入工事と建て替えを進める。給食センターは、2027年度の供用開始を見込む。
新たな整備方針は、22年度の第3回学校給食運営委員会で事務局が報告、了承された。
運営委員会では、野田給食センターと南部小学校調理場の建て替えほか、東部小学校の単独調理場を廃止、あらたに「親」となる東部中学校の単独調理場から給食を搬入するため、23~24年度に両校の搬出入口などを設計・改修する方針も示された。
市では、衛生管理基準への適合などの課題を整理するなど、給食施設全体の方向性について検討を進めている。だが、給食センター、単独調理場ともに老朽化が進んでいることから、全体方針の策定を前に、早急な対策が必要な施設の整備に、先行して着手することにした。
現有施設は、給食センター(センター方式)2カ所と単独調理場(自校方式)18カ所。
22年度の給食提供数は計1万2249人。市立幼稚園3園、小学校20校、中学校11校に給食を提供している。
宮崎地区の学校給食センターは、RC造・S造延べ1188平方m。築約50年。22年度の食事数は約3600食。建て替え後の提供校は現行を維持、食事数は約5000食を見込んでいる。