東部公民館を改修 新年度予算に工事費要求(船橋市)

[2023/1/14 千葉版]

 船橋市は、老朽化した東部公民館等複合施設の大規模改修工事に着手する。担当課では、2023年度当初予算案に、改修工事費を要求していることがわかった。6月か9月の市議会定例会に工事請負契約議案を提出、秋ごろに着工することを想定している。22年度版の将来財政推計大規模事業一覧によると、東部公民館大規模改修事業には、23~24年度の2カ年で10億円を投じる方針だ。

 東部公民館等複合施設は1977年の建設。構造・規模は、RC造地下1階・地上4階建て延べ1903平方m。敷地面積は807平方m。建築面積は464平方m。

 想定している改修箇所は、外壁、館内天井・壁・床の内装、トイレ改修(照明用人感センサー、オストメイト設置)、サッシ、ブラインド、集会室・実習室への天井付けスクリーン設置、外構(エントランス広場の平坦化、エレベーター設置、タイル更新、滑り止め設置、駐車場入口の平坦化、スロープ、駐車スペース設置)、地下駐車場の区画変更など。

 東部公民館等複合施設は、JR津田沼駅から徒歩5分以内という場所に位置し、正面に新京成線の線路が走り、人通りも多く、周辺は建物が密集。地域の中核的施設として多くの利用がある。

 同施設の整備については、17年2月に東部公民館等複合施設建て替え基本構想を策定したが、19年3月に策定した行財政改革推進プランにおいて凍結。同年6月と7月の政策会議で「建替」から「付加価値を加えた大規模改修」に方針を変更した経緯がある。

 設計業務はゼン設計(千葉市中央区)が担当。履行期限は3月まで。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.