サンプラザ市原の改修 月内に設計プロポ公告 (千葉県市原市)
[2023/1/13 千葉版]
千葉県市原市は、サンプラザ市原を産業創造拠点に再整備するため、改修工事に乗り出す。市商工業振興課は、月内にも実施設計業務の委託先を選定するプロポーザルを公告する方針だ。2023年度までに設計をとりまとめ、24年度の着工、25年春のリニューアルオープンを目指す。
12月補正予算では、産業創造拠点整備事業で委託料3510万円を計上するとともに、繰越明許を設定した。実施設計業務とアドバイザリー業務を委託する。
サンプラザ市原については、施設が立地する五井駅周辺をはじめ、市内各地の活力向上につながる「ひとの活力」「しごとの底力」「まちの魅力」を高めるため、産業振興機能を大幅に強化し、若者・女性をメインターゲットとした「産業創造拠点」として位置付けている。
市民ニーズも踏まえつつ、五井地区での公共施設整備の展開を考慮しながら、健康増進・文化向上機能の訴求力向上により、施設全体の利用促進を図り、賑わいの創出につなげたい考えだ。
産業創造拠点として再整備するため、施設の6~12階を対象に、各フロアの関連性を高めながら機能を有効に配置する改修工事を計画している。内装や設備を大規模改修するほか、建物の機能保全も進めていく。
サンプラザ市原は五井支所・消費生活センターなどの行政施設から、温水プールやフィットネスジムなどのスポーツ施設、映像ルームや会議室・ホールなどの文化施設を備えた複合ビル。1995年7月に竣工した。
JR五井駅に隣接し、ペデストリアンデッキで接続している。施設の構造・規模はRC造地下2階地上12階建て延べ1万1994平方m。駐車場84台、駐輪場900台のスペースを備える。