香取警察署を建て替えへ 仮設庁舎建設に着手(千葉県警本部)

[2023/1/12 千葉版]
 千葉県警察本部は、香取警察署の建て替えに向け、仮設庁舎の建設に着手する。2023年度までにプレハブ庁舎をリース方式で整備し、24年度から既存庁舎の解体や新庁舎の建設を進め、26年度の完成を目指す。総事業費は約37億円を見込む。新庁舎の設計は千都建築設計事務所(千葉市美浜区)が担当している。

 仮設庁舎は、現庁舎から1kmほど北側に位置する佐原年金事務所とクスリのアオキ佐原北店の間にある香取市有地を活用して建設する。施設の構造・規模は軽量S造3階建て延べ1290平方mを想定している。

 県警察本部は、香取警察署の仮設庁舎賃貸借について、事業者を選定する一般競争入札の手続きを開始した。17日まで資格確認申請書、31日まで入札書をそれぞれ受け付け、2月1日に開札する予定だ。

 入札参加資格として、物品等入札参加業者適格者名簿の物品でA等級に格付けされていることや、本県または隣接圏内(東京都・埼玉県・茨城県)に本社や支店、営業所があることのほか、元請け実績などを求めている。

 警察体制の強化と県民の利便性向上を図るため、老朽化と狭あい化が著しい香取警察署について、JR佐原駅近くの現在地(香取市北)で建て替える計画だ。

 新庁舎の構造・規模は、庁舎棟がRC造5階建て延べ3700平方m、車庫棟がRC造2階建て延べ750平方mを想定している。

 県警察本部によると、既存庁舎の解体については、23年度に施工者の選定を進め、24年度までに完了させる。新庁舎の建設は24~26年度の3カ年にわたる見通しを示している。

 既存庁舎の構造・規模は庁舎棟がRC造3階建て延べ2200平方m、車庫棟がS造平屋198平方m。1975年に完成した。17年に策定した「千葉県県有建物長寿命化計画」では、警察施設の建て替えで、香取暑が5年以内の着手を目指す施設に位置付けられている。

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