[2022/12/28　栃木版]

　上三川町は27日までに、2023・24年度の総合計画実施計画をまとめた。重点事業のうち、建設関連では▽消防・防災体制の充実▽上下水道整備事業▽子育て支援の推進、学校教育の充実▽農業振興事業-などを挙げている。一般会計における年度ごとの財政規模は、23年度が119億0545万円、24年度が122億2810万円と試算。このうち、普通建設事業費は23年度が10億8044万円、24年度が16億7437万円となっている。＝2面に建設関連事業一覧

西浦・富士見台でまちづくり

　消防・防災体制の充実では、田んぼダム整備事業や農村地域防災減災事業、河川の整備などを実施する。田んぼダム整備事業は、23年度に1290万円、24年度に1075万円を計上した。農村地域防災減災事業では、23年度に農業用施設改修調査計画の策定で225万円、24年度に農業用施設改修設計の委託料で1250万円を計上している。河川事業は、23年度に赤沢川護岸測量設計(下蒲生)や井川護岸補修工事(川中子)などで3100万円、24年度に赤沢川護岸補修工事(下蒲生)などで5500万円を計上した。

　上下水道整備事業は、管渠や配水管などの整備を推進する。水道施設整備事業は、配水管整備や老朽管の布設替工事を進めるため、23年度に1億8365万円、24年度に1億6752万円を配分する。公共下水道事業は、汚水整備・雨水整備で23年度に1億7141万円、24年度に1億3594万円を計上した。特定環境整備事業は、23年度に1億3175万円、24年度に1億2068万円を配分して石田地区の汚水整備を行う。

　子育て支援の推進、学校教育の充実では、小学校給水設備改修事業で23年度に2150万円、24年度に2231万円を計上。小学校の大規模改修事業は、本郷北小学校と明治南小学校の体育館のLED改修設計で24年度に143万円を配分している。中学校の大規模改修事業は、明治中学校体育館のLED改修設計で23年度に201万円、明治中学校体育館のLED改修工事と上三川中学校体育館LED改修設計で24年度に1120万円を配分している。

　産業振興事業では、農業用施設の整備などを実施する。農地再整備事業では、農地の大区画化や水路の更新、農道の拡幅などで、23年度に677万円、24年度に875万円を予算化する。

　まちづくりのうち、生涯学習・子育て支援総合施設整備事業には23年度に5669万円を計上し、町いきいきプラザ南側の町有地にRC造平屋建て・延べ床2318平方ｍの施設を建設する。年度内に工事の入札を行い、23年度にも着工する見通しで、24年3月の完成を予定する。12月補正予算では、施設の工事費で16億5000万円を計上している。

　道路は、道路整備事業に23年度1億7040万円、24年度2億7350万円を計上するほか、道路維持事業は23年度・24年度ともに各1億円を充当する。橋梁維持管理事業は23年度に1億5200万円、24年度に1億6450万円を配分し、修繕のための設計や工事を実施する。

　富士山地区市街地整備事業では、区画道路整備や公園整備で23年度に2875万円を予算化。公園通り整備事業には24年度に2800万円を配分し、道路美装化詳細設計などを実施する。願成寺地区市街地整備事業は、23年度に公園用地整備などで5674万円、24年度に公園用地調査測量設計で1015万円を配分する。

　中心市街地整備事業では、23年度に道路美装化詳細設計などで2900万円、24年度に町道4-379号線の美装化整備や城址公園再整備実施設計などで6480万円を盛り込んだ。西浦・富士見台地区市街地整備事業では、まちづくりへの調査や基本構想検討業務の委託料で、24年度に418万円を配分する。

　町内コミュニティセンター施設整備には、23年度に4670万円、24年度に4232万円を計上した。町役場の庁舎・設備維持修繕事業は23年度に1億6546万円を配分し、トイレ改修工事や庁舎大規模改修設計を実施する。また、24年度には6億3629万円を配分し、庁舎大規模改修工事を行うとしている。