予定価格は19億円 複合施設の建設工事を公告(桜川市)

[2022/12/28 茨城版]
 桜川市はこのほど、「(仮称)桜川市複合施設建設工事」に係る一般競争入札を公告した。開札日は23年2月13日で、予定価格は19億3300万円、工期は24年6月30日に設定。入札参加資格確認申請は1月19日までとし、入札書の提出は2月10日午後5時まで受け付ける(公告の概要は22日付公告欄に掲載)。工事は議会案件となり、3月定例議会で承認を受けた後に着工し、24年度中に開館する見通しだ。

 この事業は、老朽化した岩瀬中央公民館を解体し、その跡地に中央図書館機能と公民館機能、岩瀬支所機能を併せ持つ複合施設を建設するもの。これによりICTを核とした新時代の生涯学習拠点を整備し、「新しいライブラリとデジタルミュージアムの創出」を実現する。実施設計は、佐藤総合計画(東京都墨田区)・AkH建築設計室(行方市)JVで策定した。

 建設予定地は東桜川1丁目となる。敷地内には商工会館などの施設が立地しており、新施設建設分の用地として6805平方mを確保する。新施設の構造・規模は、RC造一部S造、L型の3階建てで、延べ面積は3634平方m。このうち、図書館機能には約1500平方m、支所機能を含む公民館機能には約2000平方mを配分する。

 また、新図書館の蔵書数は電子図書を含めて約10万冊程度を確保する予定。施設内には、公民館や支所窓口、図書館のほか、会議室やクリエイティブスタジオ、多目的ホール、カフェ、児童図書コーナーにはおはなしのへやとプレイルームなどを設置する。

 総事業費については、資材の高騰や労務費の上昇などで工事費が膨らんだことから、見直しを実施。10月補正で事業費を3億5000万円増額し、総額を25億円に変更した。あわせて、事業期間についても当初の計画から1年延長し、24年度までとしている。

 入札参加形態は2者JVに設定。代表者は県内に本店を有し、建築一式工事1200点以上で特定建設業の許可を受けている者であること。施工実績については、過去5年間に2000平方m以上の図書館・公民館・学校・官公庁庁舎に類似するものいずれかの新築または増築工事を元請けとして施工したことが求められる。一方、構成員は市内に本店、支店、営業所を有し、市の名簿に登載された建築一式工事のランクAで、特定または一般建設業の許可を受けていることが参加資格となる。

 入札参加資格確認申請は23年1月19日までとし、入札書の提出は2月10日午後5時まで受け付ける。

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