石下体育館を解体 旧玉幼稚園で解体設計業務(常総市補正)

[2022/12/9 茨城版]
 常総市は市議会定例会に補正予算案や工事請負変更契約の締結などの議案を提案している。このうち、一般会計補正予算では6億8424万円を追加し、総額を267億3723万円とした。主なものでは、石下体育館・武道館の解体工事費に1億2300万円を計上。解体後の跡地活用では隣接する市地域交流センターの駐車場として活用していく。2月下旬にも一般競争で公告を行う予定だ。このほか、旧玉幼稚園の解体設計委託料や学校施設の修繕費などを盛り込んだ。

 体育施設管理費では、石下体育館・武道館解体関連として、工事費1億2300万円と工事監理業務委託料260万円を予算化した。この工事は老朽化が進み、使用されなくなった体育館の解体工事を実施するもの。施設の構造・規模は、S造平屋(一部2階建て)延べ約1792平方m。解体工事の実施設計は相澤建築設計事務所(つくば市)が担当した。

 体育館の跡地には隣接する市地域交流センターの駐車場として活用する。同センターの駐車場は現在、約30台程度であり、手狭なことが課題であった。そこで、市は課題解決のために体育館跡地を駐車場として活用することを決定。駐車場はアスファルト舗装で整備する予定で、収容台数は135台になる見込みだ。

 今回予算化した工事費は、体育館の解体と駐車場整備をあわせた金額となる。工事は来年2月下旬ごろに一般競争で公告する。その際には解体工事と駐車場整備をあわせた1件での発注を想定。工期は6カ月程度を確保し、来年秋頃ごろの完成を予定している。

 体育施設管理費ではこのほか、修繕料300万円を計上した。水海道総合体育館で床の修繕や、石下総合体育館で消防設備の修繕などを実施していく。

 幼稚園施設管理費では、解体設計業務委託料に390万円を確保した。対象となるのは、若宮戸地内に位置する旧玉幼稚園。同園は統合により廃園となったため、解体を行う。施設の構造・規模は、木造平屋約700平方mとなる。跡地については、同園に隣接する玉小学校の駐車場が不足していることを受けて、駐車場として整備していく。来年6月ごろまでに解体設計をまとめ、その後解体工事に着手する見通しだ。

 このほか、吉野公園運営管理費で修繕料に290万円を計上。男子トイレ小便器の交換や、女子トイレのウォシュレット設置、橋の手すり修繕などを行う。

 工事請負変更契約の締結では、「常総市(仮称)道の駅常総整備工事」の契約金額を変更する。5357万円を増額し、総額は13億9007万円となった。今回の変更は、電気設備や外構設備関連、県産材による木質化などが理由となる。なお、工事は株木・染谷JVが担当している。

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