給食室改修に11億円 対象は外野小と勝田二中の2校(ひたちなか市補正)
[2022/12/8 茨城版]
ひたちなか市の大谷明市長は2日、8日開会の定例市議会を前に記者会見を開き、議会に提案する補正予算案などの説明を行った。このうち、一般会計補正予算案では、18億7352万円を追加し、総額を600億1693万円とした。主なものでは、小中学校の施設の整備費に11億3196万円を予算化。対象となるのは外野小学校と勝田第二中学校の2校となり、それぞれ給食室の改修工事などを実施する。工事は23年度当初から着手する見通しだ。
給食室の改修工事では、外野小学校の工事費とドライシステムの備品購入に5億3045万円を確保し、このうち工事には3億9807万円を投じる。また、勝田第二中学校の工事費とドライシステムの備品購入は5億4093万円とし、工事費には4億0181万円を予算化した。
外野小と勝田二中の給食室改修は、老朽化やドライシステムへの対応に伴い、設備を含めた内部の改修や施設の拡大などを行うもの。設計は、外野小学校が松栄設計(ひたちなか市)、勝田二中が第一設計(ひたちなか市)でそれぞれまとめている。
給食室改修に関連する工事としては、防火設備等改修工事費で外野小学校に762万円、勝田二中に1320万円を計上。工事は、23年度当初ごろから着手し、24年度当初からの供用開始を目指す。
このほか、学校施設整備では、東石川小学校の門扉改修に設計と工事費で2875万円、市毛小学校の門扉改修に設計と工事費で1100万円を予算化。防犯上の観点から、門扉が設置されていない箇所に新たに門扉を設置するほか、老朽化した設備の更新を行う。
このほか、地域介護・福祉空間整備等施設整備補助金に733万円を予算化し、認知症高齢者グループホームなどの老朽化に伴う修繕費に補助を行う。