建設事業83件に303億円 23~25年度の実施計画 新規で給食センター整備(宮城県 石巻市)
[2022/12/2 宮城版]
石巻市は、第2次総合計画の実施計画(2023~25年度)を明らかにした。実施計画には333事業を掲載しており、うち建設事業は83事業で3カ年の事業費が計約303億6465万円となっている。主な新規事業は新学校給食センター整備事業や、東中里広場整備事業などを盛り込んだ。
建設事業全体の年度別の事業費は、23年度が135億9952万円、24年度が82億4261万円、25年度が85億2251万円。
新規事業のうち、新学校給食センター整備事業は、住吉、河北、河南の給食センター3カ所を統廃合し、新センターを整備する。23年度はPFIアドバイザリー業務や地質調査業務、24年度にPFIモニタリング支援業務や設計業務、25年度に設計業務と建設工事を予定している。PFIを実際に導入するかどうかはきまっていないが、供用開始は27年度を見込む。
事業費は、23年度が2777万円、24年度が266万円、25年度が678万円となっている。
東中里広場整備工事は、石巻合同庁舎跡地に健康づくり機能を備えた広場を設ける。23年度で用地取得と測量設計、24年度で工事を予定している。事業費は23年度が2億8700万円、24年度が9600万円だが、給食センターと同様に変わる可能性がある。
新規事業はこのほか、社会教育施設LED照明整備事業、公民館LED化事業、利左衛門掘整備事業、寄磯線道路整備事業などを盛り込んだ。
継続事業では、建築関係で学校施設長寿命化改良事業に3カ年で47億5460万円、学校施設改築事業に同7億9528万円、学校プール改築事業に同4億3770万円、民間保育所建設補助事業に同8億7458万円を充てるなどした。
土木関係では、公共下水道建設事業に同75億600万円、七窪蛇田線の街路整備事業に同16億1110万円、東中瀬橋の橋梁整備事業に同9億2908万円、水産物供給基盤機能保全事業に同9億7650万円、漁港施設改良事業に同6億2830万円を試算している。
市は昨年9月に第2次総合計画の前期基本計画(21~25年度)を策定した。実施計画は、総合計画の施策を実現するために必要となる具体的な事業を示している。計画期間は23~25年度の3カ年。社会情勢の変化や財政状況を踏まえ、毎年度見直す。総合計画に掲げる6つの基本目標に沿う形で、6章に分けて事業を掲載している。