3橋下部工を年内発注 丸森で施工/入札は2件に分割(宮城南部復興)

[2022/11/26 宮城版]
 国土交通省宮城南部復興事務所は、丸森町内で遊砂地の新設に伴って3橋を架け替えることにしており、これらの下部工工事を2件に分け、年内に一般競争入札で発注する。2件とも橋台を打設し、橋梁前後の取り付け道路を整備するもので、概算工事規模が2億~3億円。いずれも町道橋だが同町に代わって架け替える。

 架け替えるのは、飯塚橋、樋之元橋、岩下橋。飯塚橋と樋之元橋は一括し、「内川流域飯塚橋下部工ほか工事」として発注する。橋台4基の下部工と、道路改良を行う。工期は約6カ月。

 岩下橋は件名が「内川流域岩下橋下部工ほか工事」で、橋台2基の下部工と道路改良を施工する。道路改良の規模が比較的大きく、工期に約15カ月を見込んでいるため国債を活用する。

 新橋の規模や構造はまだ明らかになっていないが、現橋とは異なることになりそうだ。架け替えの設計業務は、飯塚橋を長大(仙台支社・仙台市若林区)、樋之元橋を中央コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)、岩下橋を東京コンサルタンツ(東北支店・同)に委託した。

 現橋の規模や構造を見ると、飯塚橋が橋長15m、幅員5mのPC床版橋で新川に架設されている。樋之元橋は橋長24.4mで幅員5m、岩下橋が橋長25.5mで幅員5m。ともに鋼製H桁橋で、五福谷川の下流側に樋之元橋、上流側に岩下橋が架かっている。

 遊砂地は、2019年の東日本台風で内川流域等において土砂洪水被害が発生したため、県からの要請を受け直轄の特定緊急砂防事業で3カ所に整備する。年度内に施工者を決め、2024年度までの完成を目指す。

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