PFI導入の検討プロポ公告 清掃工場建て替え(習志野市)
[2022/11/16 千葉版]
習志野市は11月15日、新清掃工場検討に係るPFI導入検討業務の委託事業者を選定する公募型プロポーザルを公告した。2032年度の稼働を目指し、既存施設の敷地内に、あらたな清掃工場を建設する。予定価格は1934万9000円(税込み)。履行期限は25年3月末まで。
業務内容は▽各工程・処理施設の基本的条件整理▽予備検討(定量的効果の簡易確認ほか)▽PFI等導入可能性調査(市場調査、VFM算出ほか)▽検討会議支援──など。
敷地面積は約3.6ha。施設規模は1日当たり約200t(エネルギー回収型廃棄物処理施設)を想定している。
整備スケジュールについては、27~31年度に実施設計と建設を進め、32年度に稼働、現清掃工場を解体する。運営想定期間は51年度までの20年間。
2002年度から稼働している現清掃工場は、31年度をもって稼働停止する。
参加資格要件は、日量2000キロワットアワー程度の発電設備を有する廃棄物処理施設のPFI方式またはDBO方式の導入を履行した実績があることなど。
応募を12月1日~7日に受け付け、参加資格要件確認結果を14日に通知。プレゼンテーションを12月下旬以降に実施し、審査結果を12月27日に公表する予定だ。
なお、新清掃工場検討に係る環境影響評価及び施設整備基本計画策定業務委託も11月末に公告する。選定方法は、公募型プロポーザル。9月補正予算には業務委託料として467万円を計上。併せて、22~25年度の4カ年で、総額2億2688万円の継続費を追加している。
芝園清掃工場の処理能力は1日あたり219t(73t×3炉)。処理方式はガス化・高温溶融一体型直接溶融炉。新日本製鐵(現新日鉄住金エンジニアリング)が設計・施工。
リサイクルプラザ(前処理施設)の処理能力は、5時間あたり49.65t。処理方式は破砕と選別。
21年度の一般廃棄物処理基本計画策定業務と、循環型社会形成推進地域計画の策定など新清掃工場建設計画等検討業務は、東和テクノロジーが担当した。