千葉外房有料道路・高田ICをフルインター化 (千葉市)

[2022/10/27 千葉版]
 千葉市は、千葉外房有料道路・高田インターチェンジ(IC)のフルインター化を計画している。千葉方面の出入口のみとなっているため、新たに茂原方面の出入口を整備していく。市道路計画課は、用地取得を進め、できるだけ早期の開通を目指す考えを示している。

 千葉外房有料道路は千葉市緑区と茂原市を結ぶ全長14.3kmの有料道路。2023年2月から無料化され、千葉市と千葉県がそれぞれ管理する予定となっている。

 6つのICがあり、このうち、ハーフインターチェンジは平山、高田、板倉、桂の4カ所、フルインターチェンジは誉田、大木戸の2カ所。高田ICは、千葉外房有料道路の平山ICと誉田ICの間にあり、JR誉田駅の北側に位置する。

 高田IC周辺では、産業用地「ネクストコア千葉誉田」が開発され、住宅も増えており、道路利用者が増加傾向。それらを含めた対策として、高田ICのフルインター化に加え、市原方面から大網街道まで供用している都市計画道路大膳野町誉田町線の延伸を計画している。

 フルインター化では茂原方面の出入口を新設する。本線改築区間は延長350mで、オンランプが延長121m、オフランプが延長100m。茂原方面への入り口は誉田町野呂町線から右折・左折の進入が可能。茂原方面からの出口は既存の千葉方面からの出口同様、停止線で一時停止後、右折・左折が可能となる。

 高田ICを整備することで、茂原方面に向かう選択肢が増え、アクセス性が向上することが期待されている。

 市道路計画課は整備に必要な用地約3000平方mの取得に向け、地権者と交渉を進めていく。予備設計は東洋技研コンサルタント(本社・大阪市淀川区)、用地測量はオリエンタル測量(千葉市中央区)がそれぞれ担当。

 予備設計の成果を踏まえ、詳細設計を進め、早期の着工を目指す。工期は2カ年程度を想定している。

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