4区画の立地企業が決定 残り8区画を随時募集 閖上東産業用地(宮城県 名取市)
[2022/10/12 宮城版]
名取市が募集していた閖上東地区の産業用地12区画のうち、4区画について進出企業が決まった。土地は分譲か賃貸となり、年内に立地協定式を開催し、各社と協定締結を目指す。事業者は市と本契約後1年以内に施設建設に着手、2年以内の完成を目指すことになる。市では残る8区画(計3715平方m)について引き続き事業者を募集している。立地が決定した区画と、残りの区画は別図の通り。
用地の有効活用に向けた12区画の進出事業者の募集は、9月から随時募集に切り替えていた。募集業種は建設業や製造業、情報通信業など10業種。
6日時点で[7]、[8]、[9]、[11]の4区画の進出企業が決定。[7]は募集していた中で一番広い約5543平方mの区画となる。[8]は[7]の西隣の約791平方m。[9]は地区のほぼ中央の約1331平方m、[11]は北側で貞山運河沿いの約1596平方mとなる。市では進出4社と立地協定を結ぶため、11~12月にも協定式を開催する予定だ。
残る区画は、最小が130平方m、最大が1002平方mの8区画。いずれも地目は宅地。用途地域が工業地域で建ぺい率が60%以内、容積率が200%以内となる。規制は災害危険区域、航空法による高さ制限などが設定されている。分譲・賃貸時期は区画によって異なる。
募集業種は8区画とも共通で▽建設業▽製造業▽情報通信業▽輸送業、郵便業▽卸売、小売業▽不動産業、物品賃貸業▽学術研究、専門・技術サービス業▽飲食サービス業▽医療・福祉業▽サービス業──の10業種。単一事業所またはグループが応募できる。応募要件は市との土地売買契約か事業用定期借地権設定契約の日から1年以内に施設の建設に着手し、2年以内に施設を完了させ、建設終了後、事業を継続して営むことができることなど。
閖上は車で仙台東部道路名取インターチェンジまで3分、仙台空港まで10分、仙台港まで20分などアクセス性が高い地区。震災で被災し、職住近接のまちを目指し、居住区(西地区)と産業地区(東地区)に分け、土地区画整理事業に取り組んできた。
【問い合わせ・申し込みなど】
▽名取市生活経済部商工観光課企業誘致係(電話022-724-7148)まで。