銚子連絡道路三期 匝瑳~旭間の13㎞ 来春にも設計着手(千葉県)

[2022/9/27 千葉版]
 千葉県は、本年度に新規事業化された銚子連絡道路三期(匝瑳市~旭市間)について、10月から測量を進め、2023年春から詳細設計に着手する方針を明らかにした。延長が13kmと長いため、測量は7工区に分割する。県海匝土木事務所の大木良浩次長は「早期整備に向けて取り組んでいきたい」と意気込みを語った。

 銚子連絡道路三期について、匝瑳市内で開かれた地元説明会で明らかにした。県海匝土木事務所の担当者が事業の進め方や測量の実施方法などを説明した。

 延長が長いことから、測量業務は匝瑳市側から7工区に分割して実施する。1工区はつくも、2工区は高木測量、3工区は千葉セントラル測量、4工区は八紘測量開発、5工区は東総測量設計社、6工区はサン測量設計、7工区はエポックがそれぞれ担当。期間は10月から2023年2月までを予定している。

 測量や地質調査の結果に基づき、23年春ごろから詳細設計を実施する方針。設計や用地補償の説明などを経て、早期の着工を目指している。

 この説明会は22日を皮切りに、10月14日まで計12回開かれる予定だ。

 銚子連絡道路は、圏央道の松尾横芝ICから、横芝光町、匝瑳市、旭市を通り、銚子市に至る地域高規格道路。横芝光ICから匝瑳市間の延長5kmを二期区間として、23年度の開通を目指して整備を推進。続く匝瑳市から旭市までの延長13kmを三期区間とし、本年度からの新規事業として進めている。

 三期区間の延長は約13km。2車線で設計速度は時速60kmと設定。第3種第2級とし、構造は地表式、かさ上げ式とする。標準断面図をみると、一般部は車道3.5m×2、路肩1.25m×2の全幅9.5m。

 地域高規格道路としての走行性を確保するため、既存道路との交差は原則立体交差とし、端末部を除き、盛土構造を採用。地域の分断を回避し、営農の連続性を確保するため、横断箇所を集約しつつ、横断ボックスを設置する。

 現道との接続位置(インターチェンジ・交差点)は、主要地方道や主要幹線道路、工業団地や医療施設との接続道路、インターチェンジ間隔のバランスを考慮して設定した。

 インターチェンジは、ダイヤモンド型とし、県道八日市場野栄線バイパス、県道八日市場井戸野旭線、旭都市計画道路3・4・19谷丁場遊正線、県道旭停車場線の4カ所に設置。平面交差は、旭中央病院にアクセスする市道、国道126号の2カ所を計画している。

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