福祉施設19件に補助 民間が創設や大規模改修(宮城県)

[2022/9/15 宮城版]
 県は、本年度に国庫補助等によって整備される民設の社会福祉施設などを公表した(別表参照)。対象施設は19件で、うち県が単独で補助金を交付する施設が社会福祉法人芽吹(蔵王町)の特別養護老人ホームの増床1件、残りが国庫補助を伴う児童福祉施設や障害者福祉施設の改修・整備等となっている。

 公表したのは県が実施する審査会で承認された案件。施設種類別の内訳は、老人福祉施設が特養の1件、児童福祉施設が2件、障害者福祉施設が16件。

 芽吹は、蔵王町遠刈田温泉で特養の「せせらぎのさと蔵王」を30床から60床に増床する。設計は福蔵一級建築設計事務所(仙台市宮城野区)、施工は平野組・丸山建設JV(仙台市青葉区)が担当。計画では来年3月20日までの工期となっている。

 児童福祉施設は、社会福祉法人恩賜財団済生会支部宮城県済生会(富谷市)が行う乳児院の移転改築と、社会福祉法人旭が丘学園(気仙沼市)が行う地域小規模児童養護施設の創設が補助対象。

 済生会は移転新築工事を日本建設(仙台支店・仙台市青葉区)に発注した。富谷市成田8丁目にS造3階建て延べ約2302平方mの乳児院を建てる。旭が丘学園は養護施設の新築工事を小野良組(気仙沼市)に発注した。先月下旬に着工しており、来年2月末の完成を目指す。ともに来春の供用開始を予定している。

 障害者福祉施設は、創設が11件、大規模修繕等が5件となっている。ただし、補助金の区分として創設になっていても、実際には増築や改修となる場合がある。

 障害者福祉施設のうち、社会福祉法人槃特会(登米市)は先月、障害者支援施設「はんとく苑」の増築・改修工事を菱中建設(石巻支店・石巻市)に発注した。

 リツワはグループホームの新築工事について一般競争入札を公告しており、22日まで参加申請を受け付け、28日に開札して施工者を決める。
NY6686 あたま表

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.