道の駅2カ所を機能強化 オリコンで検討(千葉国道)
[2022/8/19 千葉版]
国土交通省千葉国道事務所は、「R4千葉国道管内道の駅機能強化等検討F9業務」をオリエンタルコンサルタンツ(関東支社・東京都渋谷区)に委託した。契約額は1798万5000円。八千代市の「やちよ」で国道16号からのアクセス道路、南房総市の「とみうら」周辺で集約型公共交通ターミナル(バスタ)などの整備を検討していく。
「道の駅」は整備方法として、道路管理者と市町村長などで整備する「一体型」と、市町村で全て整備する「単独型」がある。道の駅「やちよ」は一体型となっているため、直轄で国道からのアクセス道路や駐車場、トイレなどを整備することができる。同業務では、整備することが望ましい箇所の検討を進める。
八千代市はこのほど、「防災道の駅」に選定された「道の駅やちよ」の基本設計等業務を榎本建築設計事務所(千葉市中央区)に委託した。
整備コンセプトは「行ってみよう道の駅~農と遊びと防災と~」。災害時には最大400人の避難者が3日間過ごすことを想定し、施設整備を進めていく。
「八千代ふるさとステーション」では、“地域の防災拠点”として、無停電化を進めるほか、防災倉庫や防災トイレ、貯水槽の整備、老朽化している建物本体の改修などを計画している。
道の駅「とみうら」では、国道127号を挟んだ反対側の高速バスロータリーや駐車場などを対象に、乗り換えや利便性、利用状況などを考慮し、集約型公共交通ターミナルの整備を検討する。同業務の中で、交通結節点の機能を強化する観点から、整備方針案や事業計画案をとりまとめる方針だ。
県広域道路交通ビジョン・計画では、富津館山道路の富浦インターチェンジ周辺で、「バスタプロジェクト」の検討を進めていく方向性が示されている。