新総合計画を策定へ ランドブレインが支援(宮城県 南三陸町)
[2022/8/18 宮城版]
南三陸町は本年度、町総合計画の策定支援業務をランドブレイン(仙台事務所・仙台市青葉区)、町公共施設等総合管理計画の策定支援業務をパスコ(東北事業部・仙台市宮城野区)に委託した。業務の履行期間は2件とも本年度末までを予定。ただし、総合計画の策定支援は来年度まで延ばす可能性がある。
町は現在、第2次総合計画に基づいてまちづくりに取り組んでいる。ただし、現行計画は大震災の復興計画を包含したものとなっており、復興事業が2020年度でほぼ完了したため、新たな計画を作る必要が生じている。
現行計画では、基本構想としてまちの将来像や土地利用の方向性などを示しているほか、基本計画として将来像を実現するためのリーディングプロジェクトや個別政策などを列挙している。
個別政策は、避難路の整備確保、ごみ処理施設の整備・検討、水産業基盤施設の整備、社会教育施設の整備、企業誘致の促進、PPPの促進などを盛り込んでいる。
現行計画の期間は2016~25年度だが、担当する企画課では次期計画の策定を早め、前倒ししてもよいと考えている。
新計画の策定に当たっては、復興計画の成果を検証した上で、町総合計画審議会の作業部会と庁内の作業部会で検討を進め、パブリックコメントや同審議会での協議を経て完成形とする予定。
公共施設等総合管理計画は、公共施設マネジメントの方向性や、取り組みの展開などを定めている。現行計画では公共施設の床面積約16万3000平方mに対して、10年後に10%、30~40年後に25%の削減目標を設定。併せて、公共施設の長寿命化を図ることとしている。
現行計画は2016年度末に策定し、17年度から動かしている。5年が経過したこともあり、現行計画を改訂する。