再開発関連を承認 北小金駅南口東地区0.9ha(松戸市都計審)
[2022/8/5 千葉版]
松戸市都市計画審議会(会長・福川裕一千葉大学名誉教授)が8月4日、開かれた。北小金駅南口東地区第一種市街地再開発事業に必要な都市計画の各案について審議、全会一致で承認した。複合ビル「ピコティ北小金東館」東側約0.9haで組合施行による市街地開発事業を実施、複合ビル2棟(戸数約300戸)や広場、道路を整備する。9月中の都市計画決定告示を見込む。
都市計画の決定・変更手続きを進めているのは、「第一種市街地再開発事業の決定」「用途地域の変更」「高度利用地区の変更」「防火地域及び準防火地域の変更」の4案。
北小金駅南口東地区は、「松戸都市計画都市再開発の方針」で、特に一体的かつ総合的に市街地の開発をすべき「2項再開発促進地区」に位置付けられており、2018年に野村不動産と長谷工コーポレーションを事務局とする再開発協議会、20年に準備組合を設立するなど、まちづくり向けた検討を進めている。地権者は29件。
計画では、北側敷地(1街区)に20階建て延べ約2万0500平方m、区画道路中央線(幅員6m)と広場を挟んだ南側敷地(2街区)に14階建て延べ約9400平方mの複合ビルを建設する。建築敷地面積は1、2街区で計約6200平方m。
主要用途は、住宅、商業、駐車場。戸数は約300戸。共用部分を含む住宅面積は約2万8800平方mを想定している。
事業推進にあたって市は、約20億円の補助金を交付、都市計画道路や市管理の広場を整備する。
現在、準備組合では、基本設計の委託手続きを進めており、23年度の組合設立と24年度の権利変換計画認可を経て、25~27年度に施工する方針だ。