千葉北西連絡道路の検討 パシコンを特定 (千葉国道)
[2022/7/30 千葉版]
国土交通省千葉国道事務所は、千葉北西連絡道路の整備に向けた検討業務について、簡易公募型プロポーザルを実施し、パシフィックコンサルタンツ(東京都千代田区)の技術提案書を特定した。早期の事業化に向けて、計画段階評価に必要な整理・分析を進めるほか、道路概略設計を見直す方針だ。
件名は「R4千葉北西連絡道路検討F7業務」。千葉北西連絡道路検討会で基本方針を策定するため、課題の整理・分析や、計画段階評価に必要な整理・分析を実施し、道路の必要性を検討。併せて、最新の情報をもとに道路概略設計を修正する。履行期間は2023年3月24日まで。
千葉北西連絡道路については、千葉県北西部を南北に連絡する唯一の広域的道路である国道16号で慢性的な渋滞が発生している状況などを踏まえ、野田市~印西市間の計画の具体化に向けて、20年10月に「千葉北西連絡道路検討会」を設立。意見交換などを実施し、事業化に向けた検討を本格化している。
21年8月の第2回検討会では、千葉県北西地域の交通特性の分析や、広域道路交通計画などの上位計画と整合を図りながら進めることや、同地域のポテンシャルと課題に応じた整備効果について検討することなどを確認した。
県広域道路交通ビジョン・計画では、千葉北西連絡道路を核都市広域幹線道路の機能を兼ね備えた「高規格道路」とし、早期具体化を図る方向性が示されている。併せて千葉北西連絡道路延伸を「構想路線」に位置付けている。