病院跡に3棟6800平方m 松戸上本郷でヤオコー

[2022/7/22 千葉版]

病院施設の解体が進む建設予定地

病院施設の解体が進む建設予定地

 スーパーチェーンのヤオコー(埼玉県川越市)が、旧国保松戸市立病院の跡地で計画している松戸上本郷ショッピングセンターの施設概要が明らかになった。S造平屋(一部ペントハウス階)2976平方mのスーパーマーケット棟と、S造2階建て延べ2665平方mのテナント棟、S造2階建て延べ1152平方mのクリニック棟の3棟延べ約6800平方mを新築する。既存建物の解体後、12月ごろの着工を見込む。解体・土壌・地下水汚染対策工事は、安藤ハザマ・関東支店(東京都港区)が担当している。

 敷地面積は1万3552平方m。建築面積と建物高さは、スーパーマーケット棟が3335平方m、9.70m。テナント棟が1431平方m、9.88m。クリニック棟が795平方m、9.53m。

 建築設計はハズ建築研究所(東京都千代田区)、開発設計はコスモデザイン(神奈川県平塚市)が担当。施工者は未定。

 ヤオコーは、松戸市による跡地売却に向けた公募型プロポーザルで、スーパーマーケットを中心に診療所(診療科3科)や保育園、商業施設など3棟を整備することを提案。応募した4事業者の中から最優秀提案事業者に選ばれた。同跡地の売却価格は32億4517万7000円。

 プロポーザルでは、事業者に、連携強化が図れる医療機能が含めることや、地域価値を高め経済を活性化させるなど、地域貢献の視点を考慮するよう求めていた。

 なお、松戸市では、高塚新田地区の東松戸病院(許可病床181床)と介護老人保健施設「梨香苑」(定員50人)を2024年3月末をめどに廃止することを決定している。跡地は、売却を検討する方針だ。

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