庁舎建設は24年度発注 市役所移転のスケジュール(宮城県 気仙沼市)

[2022/7/8 宮城版]
 気仙沼市は、市役所の移転新築に関する最新のスケジュールを示した。旧市立病院跡地に新庁舎を建設する計画で、既存病棟の解体工事が9月に着手し、2024年1月末までに終わらせる予定。新庁舎の建設工事は24年度に発注し、同年度の後半に着工、27年度の前半までに完了させる想定だ。

 既存病棟の解体工事は、西松建設(北日本支社・仙台市青葉区)・丸本建設(気仙沼市)特定JVに発注しており、8月に工事説明会を開催し、9月から施工する予定になっている。施工場所は田中184他で、敷地面積が約2.6ha。

 新庁舎に関しては、梓設計(東北事務所・仙台市宮城野区)に委託して基本計画を策定した。基本計画の段階では、床面積に9000~1万平方m程度を想定。建設工事費は約49億5000万円、外構工事費に約3億8100万円を試算している。この中に造成工事費は含まれていない。

 現在は新築の基本・実施設計業務を久米設計(東京都江東区)・国際航業(東京都新宿区)設計JVに委託して進めている。業務の履行期間は2024年6月28日まで。業務委託する際に行ったプロポーザルで同JVは、地上4階建ての低層型庁舎を提案している。

 設計のスケジュールは、7月までに与条件を整理してたたき台となるプラン案を提示し、12月までかけて基本設計プランの検討・確認・調整作業を行う。その後、来年3月末までに基本設計をまとめ、2023年度から実施設計に移行する予定。

 新庁舎の建設工事は、24年4~11月に発注手続きを進め、12月ごろの着工、27年7月ごろの完成を想定している。移転業務は26年度に発注し、27年4~7月ごろに引っ越し作業を進める見通し。

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