工事発注459件 宮城県 栗原市内に警察署新設 発注予定を更新(宮城県出納局)
[2022/7/2 宮城版]
宮城県出納局は7月1日、2022年度第2四半期の発注予定を発表した。7月1日時点で建設工事459件、建設関連業務285件を発注する方針。栗原市内に新設する栗原警察署(仮称)について、8月に本体工事を発注する。関連する待機宿舎の工事も発注する。
宮城県が更新した発注予定によると、発注額が250万円以上の建設工事は459件(本庁174件+出先機関285件)を発注する。前年同期より6.5%(28件)増加した。4月の初回公表からは、135件が減った。
主な部局の所管件数は、土木部が259件(本庁72件+出先機関187件)を所管し、全体の56.4%を占めている。農政部は48件(本庁1件+出先機関47件)、水産林政部は24件(本庁1件+出先機関23件)、企業局は21件(本庁1件+出先機関20件)を所管している。
四半期別の件数は、第2四半期が370件(本庁107件+出先機関263件)、第3四半期が74件(本庁54件+出先機関20件)、第4四半期が15件(本庁13件+出先機関2件)となっている。
築館警察署と若柳警察署を統合して志波姫地区に新設する栗原警察署について、土木部は8月に「仮称・栗原警察署建設工事」の一般競争入札を公告する。RC造4階建て延べ3180平方mの庁舎棟を建設する。概算工事費は13億円。
本体工事のほか、電気工事、衛生工事、空調工事、昇降機工事の4件を9月に発注する。
また、警察職員用の住宅建設について、土木部は7月に「仮称・栗原警察署待機宿舎新築ほか1件工事」の一般競争入札を公告する。県有地の東側に、RC造3階建て延べ1157平方mの集合住宅を建設する。西側に存置されている県職員住宅2棟を解体し、駐車場を整備する。概算工事費は10億円。
待機宿舎の建設では、7月に電気工事、機械工事も発注する。
パレス宮城野改修佐沼高校解体も
2020年7月に閉館した宴会施設「パレス宮城野」(仙台市青葉区)の再利用に向けて、総務部は7月に「旧パレス宮城野改修工事」の一般競争入札を公告する。宮城県は宴会場や会議室だった部分を改修し、県庁の分庁舎などとして再利用する考え。外壁や内装を改修する。概算工事費は4億円を見込む。
関連する電気工事、機械工事を7月に発注するほか、8月には昇降機工事も発注する。
学校施設の工事では、土木部が7月に「佐沼高校舎等解体工事」の一般競争入札を公告する。佐沼高校(登米市)の建て替え事業に関し、既存校舎を解体する。概算工事費は5億円を見込む。
白石高校(白石市)では第二体育館の建設に向けて、8月に「白石高校第二屋内運動場新築工事」を発注する。SRC造(一部S造)2階建て延べ1100平方mの体育館を建設する。関連する電気工事も8月に発注する。
水産技術総合センター(石巻市)に建設する研究施設について、水産林政部は8月に「閉鎖循環式陸上養殖研究施設建設工事等」を発注する。ギンザケやイワナなどの飼育に関し、稚魚の飼育方法を研究する県内初の施設を建設する。概算工事費は9億円を見込む。
高砂コンテナターミナル(仙台市宮城野区)の拡張整備に関し、仙台塩釜港湾事務所は7月に「高砂空コンテナヤード舗装工事その2」を発注する。敷地内の2万5000平方mを舗装するほか、敷地内の構造物を撤去する。概算工事費は3億円を見込む。