オリエンタルが設計 松崎地区 道の駅施設拡張(神崎町)

[2022/6/24 千葉版]
 神崎町発注による、道の駅発酵の里こうざき改修実施設計業務(建築工事)は、オリエンタルコンサルタンツ(千葉事務所・千葉市中央区)が落札した。既存施設の拡張に伴うもので、指名競争入札により7社から選定しており、落札金額は税抜き2880万円だった。同業務をもとに2023年度から2カ年での施工を目指す。

 既存施設の構造・規模は木造平屋約1000平方m。町では、来訪者の増加に伴うトイレの増設や、発酵食品をはじめとした「土産物」の強化を見込む売り場の拡張、飲食などができるフリースペースの確保を計画しているという。詳細な規模などは、今後検討を継続するものの、既存施設と同規模に近い施設を新設することで、施設全体を拡張するとの構想を練っている。

 松崎地区にある「道の駅発酵の里こうざき」は、納豆などを扱う発酵市場や野菜などを扱う新鮮市場、レストランなどで構成される、同地区を代表する拠点の一つ。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の機能拡大により、神崎インターチェンジ周辺地域の活性化が見込まれることから、現時点では南西側に施設を拡張することを想定している。

 道の駅の拡張に向けては、施設に隣接する圏央道の4車線化と、パーキングエリア(PA)の設置と合わせた計画となっているため、町ではその進ちょくに合わせて道路整備事業なども含めて進めている。新施設については、PAの利用者が駐車後に徒歩で施設に移動し、利用するイメージとなっている。

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