事務所庁舎や宿舎改修 外壁・屋上防水/4カ所一括で設計(仙台河川国道)
[2022/6/18 宮城版]
国土交通省仙台河川国道事務所は、同事務所庁舎や気仙沼宿舎など4カ所の改修設計業務を一括して一般競争入札で委託する。17日に入札手続きを公告しており、7月7日まで参加申請書、同29日まで入札を受け付け、8月1日に開札する。
改修するのは仙台河川国道事務所と仙台統合出張所の庁舎や、気仙沼宿舎、長町宿舎で計4カ所。事務所と出張所の建物は3月16日の福島県沖地震など、過去に起きた地震で被害が出ているため、外壁や内装を改修する。宿舎は2カ所とも経年劣化しているため、屋上防水の改修を予定している。
事務所庁舎は仙台市太白区あすと長町4丁目に建っており、規模がRC造6階建て延べ7549平方m。外壁などにクラックが発生している。
仙台統合出張所は所在地が太白区郡山字源兵衛東63で、建物がRC造3階建て延べ740平方mの規模。渡り廊下はS造2階建て延べ58平方m。名取川出張所や仙台東国道維持出張所が入っている。
気仙沼宿舎はRC造3階建て延べ434平方m、長町宿舎がRC造4階建て延べ731平方mの規模。
今回の設計業務では、事務所の建築、電気設備、機械設備や、出張所と宿舎の建築、電気設備に関する実施設計をまとめる。長町宿舎は修正設計となる。業務の履行期間は2023年2月28日まで。
入札の参加資格は、単体企業か設計JVで、東北地方整備局管内に事業所があり、同局から建築関係建設コンサルタント業務の資格認定を受けていることや、建築士法に基づく一級建築士事務所の登録があることなど。
なお、今回の業務は若手技術者の育成支援と地域技術者の受注拡大を目的とした試行業務になっているほか、受注者が希望する場合、調査職員と協議の上、情報共有システムの活用が試行できる。