文化会館改修へ調査 大型事業の計画見直し 伝建地区拠点施設で解体(栃木市)
[2022/6/21 栃木版]
栃木市は大型事業について、見直し方針に基づき本年度に再度スケジュールの見直しを行った。伝建地区拠点施設整備事業・防災事業、栃木東地域学校給食センター整備事業、消防庁舎整備事業、都賀総合支所整備事業、総合支所複合化事業、岩舟学校給食センター整備事業、藤岡学校給食センター整備事業などの事業計画や事業費を変更。文化会館施設改修事業は栃木文化会館の施設改修事業に変更し、本年度は施設整備に向けた調査に着手する。
伝建地区拠点施設整備事業・防災事業は、伝統的建造物修理工事を進めており、22年度は危険建築物の解体工事、安全対策工事、崩落対策工事を予定する。事業費は、22年度に2億5971万円、23年度に1億4584万円、24年度に2億9419万円、25年度に2億9576万円、26年度に1億8583万円、27年度以降に7億4212万円を計上している。
栃木東地域学校給食センター整備事業は、栃木第三小学校給食共同調理場・大宮北小学校給食共同調理場・国府北小学校給食共同調理場を統合した施設を整備するもので、22~23年度は基本設計や実施設計に着手する。事業費は、22年度に1479万円、23年度に7430万円、24年度に4億4403万円、25年度に15億1333万円、26年度に4億3683万円を計上した。
消防庁舎整備事業は、現在の6署所体制を5署所体制に改めて、栃木地域、大平地域、岩舟地域、藤岡地域、都賀および西方地域にそれぞれ配置する計画。現在は、栃木地域の消防本部庁舎の整備を進めている。都賀西方分署は本年度に用地測量を行うとし、22年度に624万円、23年度に1179万円、24年度に1億1738万円、25年度に4億3045万円、26年度に4億6929万円、27年度以降に6180万円を計上した。
大平分署は、26年度に1219万円、27年度以降に10億8809万円を計上。藤岡分署は30年度から事業に着手する。
都賀総合支所整備事業は、非常用電源をゼロカーボンに対応した設備に変更し、9月にも工事の入札を実施する。22年度に6億7998万円、23年度に8億1159万円、24年度に2億8501万円、25年度に3000万円を計上している。
総合支所複合化事業で、藤岡は25年度に550万円、26年度に2750万円、27年度以降に18億4508万円を計上する。大平は30年度、西方は35年度から事業に着手する見込み。
岩舟学校給食センター整備事業は、31年9月の供用開始を目指すとして、25年度に370万円、26年度に788万円、29年度以降に12億2561万円を計上した。藤岡学校給食センター整備事業は、36年9月の供用開始を目指す。
子どもの遊び場整備事業は、当初、新施設を建設する計画だったが、計画を変更するとしてスケジュールも未定となっている。
文化会館施設改修事業は、当初の計画では統合して新施設を建設するとしていたが、栃木文化会館は中長期的に利用するとし、岩舟文化会館も当面の間施設を存続。大平と藤岡の文化会館は、地域複合施設の整備に合わせて閉館すると方針に変更した。22年度は、栃木文化会館の建物躯体や設備の劣化状況調査を行うとしており、調査を基に大規模改修を行うか、建て替えを検討する。22年度は1980万円を計上している。