行徳地区こども施設は2350平方m規模 年度内に施工契約(市川市)
[2022/6/15 千葉版]
市川市は、地域コミュニティゾーンこども施設の計画概要を明らかにした。行徳・妙典地区のコミュニティゾーンの一部に、2階建て延べ2350平方m規模のこども施設を整備する。22年度の当初予算には、こども施設整備事業に2カ年で総額15億3300万円の継続費を設定、今年度中に工事請負契約を締結する方針だ。
市では、行徳・妙典地区に新設する地域コミュニティゾーンに、新たに「市川市地域コミュニティゾーンこども施設」を建設。こどもが楽しく過ごせると同時に、地域住民や子どもや子育て支援に関係するNPOなどの活動に利用できる施設とすることで、多世代が集い交流することができる環境を整備する。
施設のコンセプトには▽子どもの居場所▽親子をはじめ、様々な人々が子どもとふれあい、交流ができる場所▽環境負荷の低減を実現する施設──などを設定している。
建設予定地(本行徳1266番1)の敷地面積は約3700平方m。区域区分は、市街化調整区域。建ぺい率は50%、容積率は100%。建物は、敷地北東側(野球場側)に配置する。
延床面積は1階が1600平方m、2階が750平方m。建築面積は1600平方m。高さは13.8m。
1階の中央にはプロムナードを配置。2階まで吹き抜けの屋内運動場(300平方m)や、国際交流ラウンジ・こども活動スペース(160平方m)、音楽スペース(100平方m)、乳幼児あそび場(90平方m)、事務室(55平方m)などを確保する。
2階には、ものづくりスペース(135平方m)や自習スペース(85平方m)、運動スペース(72平方m)などを配し、円形ベンチのある屋上広場を2カ所設ける。外構には、ストリート広場や芝生広場、機械室、駐車場、駐輪場2カ所(24台・37台)などを整備する。屋根は、ガルバリウム鋼板とする。
基本設計・実施設計業務は環境デザイン研究所(東京都港区)が担当。履行期限は8月末まで。
なお、こども施設建設予定地の西側、地域コミュニティゾーン内では、社会福祉法人愛誠会(静岡市葵区)が「セレン保育園、児童発達支援センター・セレン学園」を新設、今年4月にオープンしている。施工は三浦工務店が担当した。