石巻中学校に25億円 長寿命化改修で債務負担(宮城県 石巻市 6月補正予算)
[2022/6/14 宮城版]
同校の本年度計上分は、校舎の工事費が1億1000万円、工事監理業務委託費が200万円、体育館の工事費が1430万円、工事監理業務委託費が35万円など。債務負担は校舎に限度額21億3100万円、体育館に同2億7835万円を設定した。
長寿命化改修では、RC造4階建て延べ5214平方mの校舎と、S造一部木造2階建て延べ1115平方mの体育館を対象に、内外装の改修やバリアフリー化などを行うほか、エレベーター棟や倉庫棟・部室棟、屋外トイレ、渡り廊下を解体撤去し、新たに建てる計画。用具庫や武道場も新築する。
これらの工事に必要な設計業務は、あい設計(仙台支社・仙台市青葉区)に委託した。工事期間中は隣にある旧門脇中学校の施設を利用して授業などを行う。
6月補正の学校関係ではこのほか、小学校照明等落下防止対策事業の工事費に1億0200万円、前谷地小学校の水泳プール改築事業費に本年度分として1億3420万円を計上するとともに、期間を23年度とする限度額1億3400万円の債務負担を設定。本年度分の内訳は、工事費が1億3100万円、工事監理業務委託費が300万円など。
これ以外では、3月の福島県沖地震で被害を受けた施設の復旧工事費に計4億8185万円、東中瀬橋の橋脚工事費に4億3200万円、避難路整備事業の道路改良工事費に1億4460万円、総合体育館の改修工事費に1億1300万円、公営住宅の整備工事費に6500万円、旧寿楽荘の解体撤去工事費に3700万円を盛り込むなどした。
このうち、福島県沖地震の災害復旧工事費は、市道に3億円、浸水防護施設に2000万円、林道に2211万円、漁港施設に1億3974万円を配分した。
予算案は16日開会の市議会6月定例会に提出する。