総合公園の基本構想 敷地内にヤクルト二軍施設(守谷市補正)
[2022/6/14 茨城版]
守谷市は、開会中の6月定例市議会に、本年度の補正予算案を提案している。一般会計では3億5583万円を追加し、本年度の総額を306億7083万円とする。主なものでは、公園計画検討業務委託料に3228万円を予算化し、ヤクルト球団二軍の移転に向けて野球場などを有する総合公園整備へ基本構想・基本計画をまとめる。水道事業会計では、自家発電設備工事の計画を変更し、自家発電設備更新事業として総額6億2394万円の22-23年度継続費を設定する。
東京ヤクルトスワローズ二軍施設の移転については、戸田二軍施設の選手寮が老朽化し、各施設が手狭になったことから、より充実した二軍施設の整備に向けて新たな候補地を検討していた。そこへ、守谷市から二軍施設誘致の提案を受けて検討を進めていたが、4月に両者による東京ヤクルトスワローズ二軍施設の移転に関する協議、検討を開始することを決定した。移転施設は、▽二軍球場▽二軍サブグラウンド▽室内練習場▽選手寮およびクラブハウス──などとしている。
市では、これらの施設を新たな総合公園内に集約して整備することとし、本年度中に基本構想・基本計画を策定する。総合公園内には、市民の憩いの場とするための施設整備も行う。基本計画では、建設地やスケジュール、施設の概要や規模などを盛り込む考えで、整備手法などについても両者による別途協議を進めていく。年度内に方向付けが定まれば、23年度にも具体的な事業に着手していく計画だ。
水道事業では、配水場の自家発電設備更新事業費として総額6億2394万円の継続費を組んだ。この事業では、当初予算に自家発電設備更新工事費7364万円を計上していたが、次年度予定の事業も合わせて発注することとした。工事は大規模な更新となり、上半期中にも発注する。